私の大好きな黒と赤
夢小説設定
「バカ野郎!!死にてェのか!?」
「もう怪我の手当しねェぞ!!」
「じゃ、どうすれば良かったのよ!?」
すごい剣幕でシャンクスとホンゴウに怒られたがアイカも負けじと言い返した。
3人とも大きな声を出してしまった。
樽が落ちて来て船番にすぐ発見されたので助かった。
すぐに仲間の手で医務室に運ばれ、シャンクスとホンゴウを酒場から呼び戻し、すぐに手当てしたのが幸いした。
樽は倒れてきたが頭も打ってはないし体は打撲もなかった。
カマで足を切った傷はたいした事なかった。
自分で傷つけたので少しは躊躇し、傷口は浅かった。
「樽が落ちて来た事はすまねェ。担当していた仲間にはきつく言っておく!だが、自ら怪我をする事はもうするな!」
「お頭の言う通りだ!わざとやって俺の仕事を増やすな!」
「・・・・・・」
怒られるのはわかっていた。
今、自分で考えても恐ろしい考えだってわかる。
でも私の気持ちもわかってほしかった。
切羽詰まり、パニックになっていた。
「・・・あの・・・ベックマンさんは?」
「・・・聞いた話だが、騒ぎに集まって来て倒れているのがアイカだとわかった途端、血相変えて1番先に助けていたようだ」
「ほ・・・本当ですか?」
意外な答え。
「ああ。あのポーカーフェイスのベックの顔が崩れたって仲間内で騒いでいたよ」
と言う事は・・・?
まだチャンスはあると言う事・・・?
それとも仲間だから助けた・・・?
「とにかく、助けた仲間に礼を言え。もうバカな事を考えるな」
「・・・はい」
そう言いシャンクスは医務室を出た。
「俺もお頭の意見に賛成だ。何かやりたければ誰かに相談しろ。それと怪我だが処置が早かったため傷も残らない。ただ痛かったら早めに来い。念のため痛み止め出しておくか?」
「・・・いいえ、大丈夫です」
「あァ」
そう言われ医務室は出て助けてくれた仲間を探した。
どこにいるかな・・・?
その相手はすぐ見つかりお礼を言った。
”大丈夫だった?”
”怪我はもう良いの?”
など心配された。
だから”大丈夫です”と答えた。
本当はベックマンにもお礼を言いたかったが、また避けられたらショックなのでどうしようか悩んでいた。
仲間内で話の続きをしていた。
「やっぱり手料理だよな」
「好物出ると嬉しいよな」
「それを弁当にしてくれたら最高だよな」
「まァ、出ないけどな!」
「ぎゃははははは!」
仲間数人で盛り上がっていた。
どうやらお弁当のおかずについて話していたようだ。
「・・・・・・!」
・・・これだ!
そう思い急いでキッチンに行った。
料理長を捕まえ、事情を話した。
「うーん、そう言う事なら良いぞ」
料理長も私がベックマンさんの事が好きだって知っている。
「そう言えばベックマンさんの好物って何ですか?」
「・・・・・たぶん、かまぼこ」
「・・・かまぼこって・・・おせちに入ってたりしてる練り物の?」
「あァ」
「・・・そうなんですね。なんか意外です」
焼き魚とか海鮮系かと思った。
勝手なイメージだけど。
「お酒のつまみに合うんじゃねェか?」
「あ~!そうかもしれませんね!ちなみにかまぼこは、まだ在庫ありますか?」
「ああ、使うなら使って良いぞ。また作っておくから」
「ありがとうございます!」
アイカの作戦はこうだ。
ベックマンの好物入りのお弁当を作る事で助けてくれたお礼も言えるしついでに渡せる。
それを食べる事によって会話が出来る。
アイカは食材を切ったりしながらお弁当箱に詰めていると料理長が声をかけて来た。
「それは捨てるのか?」
「はい」
野菜の皮や食材の切れ端だ。
「こういう切れ端も集めれば他の料理に使える事もある。船の上での食生活だ。食材を無駄にするな」
そう言うとアイカがもう必要ないと思っていた皮や切れ端を集めて言った。
「ごめんなさい。気づかなくて」
「いや、料理人じゃねェもんな。仕方ねェ」
それからもどんどん詰めていき完成した。
「俺達はもう休むがここ(キッチン)の灯り消して良いか?」
「はい」
「成功すると良いな」
「ありがとうございます!」
「渡して来い!」
「はい!」
キッチンを出て副船長室へ向かった。
・・・本当はあなたに会うのは少し怖い。
でも・・・気持ちが離れていても、どんなに会えなくても、あなたを想う気持ちは変わらないから頑張るけど・・・。
・・・もし、それで叶わなかったら
・・・今日で最後にする。
「もう怪我の手当しねェぞ!!」
「じゃ、どうすれば良かったのよ!?」
すごい剣幕でシャンクスとホンゴウに怒られたがアイカも負けじと言い返した。
3人とも大きな声を出してしまった。
樽が落ちて来て船番にすぐ発見されたので助かった。
すぐに仲間の手で医務室に運ばれ、シャンクスとホンゴウを酒場から呼び戻し、すぐに手当てしたのが幸いした。
樽は倒れてきたが頭も打ってはないし体は打撲もなかった。
カマで足を切った傷はたいした事なかった。
自分で傷つけたので少しは躊躇し、傷口は浅かった。
「樽が落ちて来た事はすまねェ。担当していた仲間にはきつく言っておく!だが、自ら怪我をする事はもうするな!」
「お頭の言う通りだ!わざとやって俺の仕事を増やすな!」
「・・・・・・」
怒られるのはわかっていた。
今、自分で考えても恐ろしい考えだってわかる。
でも私の気持ちもわかってほしかった。
切羽詰まり、パニックになっていた。
「・・・あの・・・ベックマンさんは?」
「・・・聞いた話だが、騒ぎに集まって来て倒れているのがアイカだとわかった途端、血相変えて1番先に助けていたようだ」
「ほ・・・本当ですか?」
意外な答え。
「ああ。あのポーカーフェイスのベックの顔が崩れたって仲間内で騒いでいたよ」
と言う事は・・・?
まだチャンスはあると言う事・・・?
それとも仲間だから助けた・・・?
「とにかく、助けた仲間に礼を言え。もうバカな事を考えるな」
「・・・はい」
そう言いシャンクスは医務室を出た。
「俺もお頭の意見に賛成だ。何かやりたければ誰かに相談しろ。それと怪我だが処置が早かったため傷も残らない。ただ痛かったら早めに来い。念のため痛み止め出しておくか?」
「・・・いいえ、大丈夫です」
「あァ」
そう言われ医務室は出て助けてくれた仲間を探した。
どこにいるかな・・・?
その相手はすぐ見つかりお礼を言った。
”大丈夫だった?”
”怪我はもう良いの?”
など心配された。
だから”大丈夫です”と答えた。
本当はベックマンにもお礼を言いたかったが、また避けられたらショックなのでどうしようか悩んでいた。
仲間内で話の続きをしていた。
「やっぱり手料理だよな」
「好物出ると嬉しいよな」
「それを弁当にしてくれたら最高だよな」
「まァ、出ないけどな!」
「ぎゃははははは!」
仲間数人で盛り上がっていた。
どうやらお弁当のおかずについて話していたようだ。
「・・・・・・!」
・・・これだ!
そう思い急いでキッチンに行った。
料理長を捕まえ、事情を話した。
「うーん、そう言う事なら良いぞ」
料理長も私がベックマンさんの事が好きだって知っている。
「そう言えばベックマンさんの好物って何ですか?」
「・・・・・たぶん、かまぼこ」
「・・・かまぼこって・・・おせちに入ってたりしてる練り物の?」
「あァ」
「・・・そうなんですね。なんか意外です」
焼き魚とか海鮮系かと思った。
勝手なイメージだけど。
「お酒のつまみに合うんじゃねェか?」
「あ~!そうかもしれませんね!ちなみにかまぼこは、まだ在庫ありますか?」
「ああ、使うなら使って良いぞ。また作っておくから」
「ありがとうございます!」
アイカの作戦はこうだ。
ベックマンの好物入りのお弁当を作る事で助けてくれたお礼も言えるしついでに渡せる。
それを食べる事によって会話が出来る。
アイカは食材を切ったりしながらお弁当箱に詰めていると料理長が声をかけて来た。
「それは捨てるのか?」
「はい」
野菜の皮や食材の切れ端だ。
「こういう切れ端も集めれば他の料理に使える事もある。船の上での食生活だ。食材を無駄にするな」
そう言うとアイカがもう必要ないと思っていた皮や切れ端を集めて言った。
「ごめんなさい。気づかなくて」
「いや、料理人じゃねェもんな。仕方ねェ」
それからもどんどん詰めていき完成した。
「俺達はもう休むがここ(キッチン)の灯り消して良いか?」
「はい」
「成功すると良いな」
「ありがとうございます!」
「渡して来い!」
「はい!」
キッチンを出て副船長室へ向かった。
・・・本当はあなたに会うのは少し怖い。
でも・・・気持ちが離れていても、どんなに会えなくても、あなたを想う気持ちは変わらないから頑張るけど・・・。
・・・もし、それで叶わなかったら
・・・今日で最後にする。