私の大好きな黒と赤
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数日後、赤髪海賊団はある街に停泊していた。
食料や衣服の調達に寄った街。
小さい街だが治安も良いし、洋服店も酒場もある。
アイカは街に降り、服など調達していた。
シャンクスに、夕方酒場に集合な。
そう言われ夕方まで買い物をしているが、それと同時に1人で考えていた。
昨日、シャンクスに言われた言葉。
ーお前ベックの事好きだろー
そう言われ恥ずかしさでとっさに否定したが、全員にバレていると言われた。
確かにベックマンに恋をしている。
でも仲間の誰かからアイカがベックマンに恋をしているなんて話してほしくない。
どうせなら自分から告白したい。
そうしたいが・・・。
今は避けられている。
完全に避けられている。
避けられているから告白の機会もない。
どうして良いかわからない。
そんな事を思っていると酒場についてしまった。
ドアを開けるとほぼ全員が飲んで騒いでいた。
前を見るとベックマンがカウンターにいて1人で飲んでいた。
チャンスかも・・・!
そう思い近づいてベックマンの横に座った。
「ねぇ、ベックマンさん。今日ね・・・」
「!」
買った服の話をしようとして明るく笑顔で話しかけてみたが、アイカの言葉が1文字(ね)言ったぐらいからベックマンは飲んでいたグラスを持って立ち上がり騒いでいる仲間の元へ行ってしまった。
「・・・・・・」
ベックマンを追いかけ、騒いでいる仲間の元に行けるほど勇気はない。
行ったところでまた怒鳴られるだけ。
・・・今までなら私の話に笑いながら聞いてくれてたのに今は違う。
どんなに小さな事でも、ちゃんと返事をしてくれて嬉しかったけど今は違う。
向こうから笑顔で話しかけてくれたが、今は仏頂面。
仲良くなれたと思ったのに今は違う。
そう思っていたのは自分だけ。
私の声はもうあなたには届かない。
もう少しチャレンジしてみようかと思ったが、そんなメンタルは強くなかった。
その瞬間立ち上がりシャンクスの元へ向かった。
「シャンクスさん!」
「おう、どうした?」
シャンクスさんも少し出来上がっている?
顔が赤かった。
「私、船に戻ります」
「・・・は?メシぐらい食って行けよ?船に戻ってもおそらく作ってくれねェぞ?」
「・・・・・食欲ないので大丈夫です。失礼します」
そうシャンクスに報告して酒場を出ようとした。
「待て!」
「・・・?」
「これから暗くなる。1人は危険だ。船まで送って行く」
立ち上がった。
「お前ら、すぐ戻ってくるから適当にやってろ!」
「おう!」」
仲間達がそう返事をした。
「さァ、行こうか」
「・・・・・」
2人で酒場を出た。
横に並んで歩いて行く。
しばらくお互い無言のままだった。
その無言も心地良かった。
でも静寂はシャンクスに寄って破られた。
「・・・さっきの見ていた」
「・・・・・」
きっとベックマンに話しかけてそばを離れられた事だろうと思った。
「ひでェよな。あの態度」
「・・・・・」
「自分で嫌いじゃねェと言ったんだから話してやれば良いのに、完全に避けてるよな」
シャンクスさんの目から見てもそう思うんだ。
誰から見ても避けられていると思う。
もう話す事も出来ないのかな・・・。
そうしているうちに船に着いた。
アイカの部屋の前まで送った。
「まァ、気にするな。時間が経てば、あいつも考え変わるさ。俺は酒場に戻る。おやすみ」
「おやすみなさい・・・」
シャンクスの背中を見送った。
部屋に戻ってもやる事がなかった。
食欲はないから食べなくても今は問題ないが、寝るにしてもまだ早い。
と言うよりどうしたらあの時のベックマンさんに戻ってくれるか考えたい。
あの時のじゃなくても良いから話したい。
話合えれば何とかなる。
話を聞いてくれないから、どうしたら良いかもわからず、何も出来ない。
短かったけど毎日過ごす中で、そのどれもが眩しすぎて涙が出てくる。
あんなに幸せだったのにたった1日で辛い日に戻った。
どうしたらベックマンさんは話してくれるんだろう・・・?
部屋に、籠っていてもしょうがないので風に当たりながら考えようと部屋を出た。
この時間帯は仲間が少なく見張りと船番しかいない。
甲板に行き風に当たりながら考えていた。
怪我している時はとても優しかった。
あの頃に戻りたい・・・。
・・・怪我・・・?
・・・そうだ、怪我だ・・・!
周りを見渡した。
あれだ・・・!
甲板の隅に樽が上下に重なって置いてある。
その樽の上に仲間の忘れ物だと思われる武器(カマ)が置いてあった。
カマで足を傷つければ・・・ベックマンさんはまた・・・!
もう頭の中はおかしかった。
ベックマンと話たいと言う思いだけで間違った方向へ行動してしまう。
それに気づかない本人。
冷静に考えればこんな行動間違っていると気付く。
だが、正常な判断が出来ないぐらい傷つきベックマンの事だけを思っていた。
樽の上に置いてあったカマを取り何の迷いもせず片足首からふくらはぎに向かって傷つけた。
ザクッ!!
「痛・・・・!!」
少し大きな声が出た。
「はぁ・・・はぁ・・・これで・・・!」
これでベックマンさんはまた心配して優しくしてくれると思った。
「!!」
その瞬間アイカの目に飛び込んで来た人。
ベックマンだった。
丁度、酒場から帰ったところだ。
ベックマンさん・・・!
早く来て・・・!
だが、不意に目をそらしベックマンは行ってしまった。
え・・・!?
なんで・・・?
なんで助けてもくれないし、何も言ってくれないの・・・?
ショックと怪我でその場を動けないでいると突然船が揺れ積んでいた樽がアイカ目掛けて倒れて来た。
食料や衣服の調達に寄った街。
小さい街だが治安も良いし、洋服店も酒場もある。
アイカは街に降り、服など調達していた。
シャンクスに、夕方酒場に集合な。
そう言われ夕方まで買い物をしているが、それと同時に1人で考えていた。
昨日、シャンクスに言われた言葉。
ーお前ベックの事好きだろー
そう言われ恥ずかしさでとっさに否定したが、全員にバレていると言われた。
確かにベックマンに恋をしている。
でも仲間の誰かからアイカがベックマンに恋をしているなんて話してほしくない。
どうせなら自分から告白したい。
そうしたいが・・・。
今は避けられている。
完全に避けられている。
避けられているから告白の機会もない。
どうして良いかわからない。
そんな事を思っていると酒場についてしまった。
ドアを開けるとほぼ全員が飲んで騒いでいた。
前を見るとベックマンがカウンターにいて1人で飲んでいた。
チャンスかも・・・!
そう思い近づいてベックマンの横に座った。
「ねぇ、ベックマンさん。今日ね・・・」
「!」
買った服の話をしようとして明るく笑顔で話しかけてみたが、アイカの言葉が1文字(ね)言ったぐらいからベックマンは飲んでいたグラスを持って立ち上がり騒いでいる仲間の元へ行ってしまった。
「・・・・・・」
ベックマンを追いかけ、騒いでいる仲間の元に行けるほど勇気はない。
行ったところでまた怒鳴られるだけ。
・・・今までなら私の話に笑いながら聞いてくれてたのに今は違う。
どんなに小さな事でも、ちゃんと返事をしてくれて嬉しかったけど今は違う。
向こうから笑顔で話しかけてくれたが、今は仏頂面。
仲良くなれたと思ったのに今は違う。
そう思っていたのは自分だけ。
私の声はもうあなたには届かない。
もう少しチャレンジしてみようかと思ったが、そんなメンタルは強くなかった。
その瞬間立ち上がりシャンクスの元へ向かった。
「シャンクスさん!」
「おう、どうした?」
シャンクスさんも少し出来上がっている?
顔が赤かった。
「私、船に戻ります」
「・・・は?メシぐらい食って行けよ?船に戻ってもおそらく作ってくれねェぞ?」
「・・・・・食欲ないので大丈夫です。失礼します」
そうシャンクスに報告して酒場を出ようとした。
「待て!」
「・・・?」
「これから暗くなる。1人は危険だ。船まで送って行く」
立ち上がった。
「お前ら、すぐ戻ってくるから適当にやってろ!」
「おう!」」
仲間達がそう返事をした。
「さァ、行こうか」
「・・・・・」
2人で酒場を出た。
横に並んで歩いて行く。
しばらくお互い無言のままだった。
その無言も心地良かった。
でも静寂はシャンクスに寄って破られた。
「・・・さっきの見ていた」
「・・・・・」
きっとベックマンに話しかけてそばを離れられた事だろうと思った。
「ひでェよな。あの態度」
「・・・・・」
「自分で嫌いじゃねェと言ったんだから話してやれば良いのに、完全に避けてるよな」
シャンクスさんの目から見てもそう思うんだ。
誰から見ても避けられていると思う。
もう話す事も出来ないのかな・・・。
そうしているうちに船に着いた。
アイカの部屋の前まで送った。
「まァ、気にするな。時間が経てば、あいつも考え変わるさ。俺は酒場に戻る。おやすみ」
「おやすみなさい・・・」
シャンクスの背中を見送った。
部屋に戻ってもやる事がなかった。
食欲はないから食べなくても今は問題ないが、寝るにしてもまだ早い。
と言うよりどうしたらあの時のベックマンさんに戻ってくれるか考えたい。
あの時のじゃなくても良いから話したい。
話合えれば何とかなる。
話を聞いてくれないから、どうしたら良いかもわからず、何も出来ない。
短かったけど毎日過ごす中で、そのどれもが眩しすぎて涙が出てくる。
あんなに幸せだったのにたった1日で辛い日に戻った。
どうしたらベックマンさんは話してくれるんだろう・・・?
部屋に、籠っていてもしょうがないので風に当たりながら考えようと部屋を出た。
この時間帯は仲間が少なく見張りと船番しかいない。
甲板に行き風に当たりながら考えていた。
怪我している時はとても優しかった。
あの頃に戻りたい・・・。
・・・怪我・・・?
・・・そうだ、怪我だ・・・!
周りを見渡した。
あれだ・・・!
甲板の隅に樽が上下に重なって置いてある。
その樽の上に仲間の忘れ物だと思われる武器(カマ)が置いてあった。
カマで足を傷つければ・・・ベックマンさんはまた・・・!
もう頭の中はおかしかった。
ベックマンと話たいと言う思いだけで間違った方向へ行動してしまう。
それに気づかない本人。
冷静に考えればこんな行動間違っていると気付く。
だが、正常な判断が出来ないぐらい傷つきベックマンの事だけを思っていた。
樽の上に置いてあったカマを取り何の迷いもせず片足首からふくらはぎに向かって傷つけた。
ザクッ!!
「痛・・・・!!」
少し大きな声が出た。
「はぁ・・・はぁ・・・これで・・・!」
これでベックマンさんはまた心配して優しくしてくれると思った。
「!!」
その瞬間アイカの目に飛び込んで来た人。
ベックマンだった。
丁度、酒場から帰ったところだ。
ベックマンさん・・・!
早く来て・・・!
だが、不意に目をそらしベックマンは行ってしまった。
え・・・!?
なんで・・・?
なんで助けてもくれないし、何も言ってくれないの・・・?
ショックと怪我でその場を動けないでいると突然船が揺れ積んでいた樽がアイカ目掛けて倒れて来た。
