私の大好きな黒と赤
夢小説設定
ある街に停泊していた赤髪海賊団。
色々な物を調達するために寄った街だが、それぞれの仕事が終わると好きな事をやっても良いのがここのルールなので船員は調達など速攻で済まし好きな事をしていた。
そんな中、1人で行動していた副船長ベックマンは街の中を見ていた。
自分の私物は自分で調達しなければならない。
煙草も買ったし、お酒も買った。
他には何か必要な物はないかと考えながら歩いていた。
「きゃあー!」
何か女性の悲鳴が聞こえて声がした方向を見た。
「やめて下さい!今はお金なんて持ってません!」
「金がねェなら、その体で払ってくれても良いんだぜ?」
声のした方を見てみると、街のお店などある方向と反対に森林があった。
女性1人と男性2人が向かい合っているが女性の方は尻もちをついていて男性の方はニヤニヤ笑いながら女性に近寄っていた。
助けた方が良いのか?
だが、その前に何があったのかわからない。
もしかしたら女性の方が何か先に悪い事をしたかもしれない。
少しの間、様子を見る事にした。
「そんな事、出来るわけないでしょ!」
「金はねェ、体も無理。どうやって払うんだ?お前の両親の借金」
「必ず期限までには・・・!」
「期限までにってどれだけ待ってると思ってるんだ?利子がついて早く返さねェと、どんどん膨らんでいくぜ?今・・・体で払ってくれたらもう少し待ってやっても良いぜ?」
ニヤリと笑う。
「それは出来ないと言っているでしょ!?」
「うるせェな!その体で払うしかねェんだよ!」
「!」
そう言うと男性2人は襲おうと女性に飛び掛かろうとした。
女性はもうダメだと思った。
あいつらに犯されると観念し目を閉じた。
ガチャ・・・!
何か鈍い音がした。
目を開けて見れば背の高い男性が先程の男性2人に銃を向けていた。
「な・・・何だよ?お前・・・!?」
「何かよくわからねェが女性が嫌がってるだろ?」
「は!?・・・正義の味方のつもりかァ?お、お前には関係ねェだろ!?」
威勢の良い言葉を言っているか完全にビビっていた。
自分よりも背の高い男に銃口を向けられているので仕方ない。
「確かに関係ないが、見ていられなかった。少しぐらい待ってやれないのか?」
「こ・・・こっちだって仕事なんだよ!何か持って帰らねェと俺らがボスに怒られるんだよ!」
「いくらだ?」
「は?」
「これで足りるか?」
そう言い胸元から札束を地面に投げた。
「おお!」
そう言い札束を拾った。
「この女性に2度と近づくな」
「・・・お前、男がいるなら最初から頼んで払ってもらえよ!」
「!」
女性に借用書を投げつけ帰って行った。
ベックマンは今度は女性を見た。
「大丈夫か?」
「・・・はい、ありがとうございます。でもなんでお金・・・」
言葉の続きは言わなくてもわかった。
なんでお金を払ってくれたのかと。
「金の事は気にするな。あまりにも見ていられなかった」
「・・・お金は必ずお返しします」
「それより怪我してるぞ」
女性の足を見れば左足が赤く腫れあがっていた。
「あの人達に押し倒されて、その時に足をくじいたようです・・・。履き慣れない靴なんて履いてた私も悪いんです」
「あんたは何も悪くねェ」
「!?」
「病院ぐらいあるんだろ?行った方が良い」
「・・・ええ」
そう言いながらも立ち上がろうとしない。
「・・・どうした?」
「・・・お、お金もないし、くじいたみたいで立てないんです・・・」
ああ、そうかと納得した。
「ほら」
そう言い背中を向けた。
え・・・?
背中に乗れって事・・・?
「でも・・・」
「立てないんだろ?」
「・・・行ってもお金が・・・!」
「心配するな。俺の背中に乗れば金のかからない医者に診てもらえる。腕は確かだ」
そんな事、本当にあるのか。
この男を信用して良いのか。
先程の借金取りみたいに、ひどい事にはならないか。
まずい所に連れて行かれると思ったが、このままでも良い事ない。
甘えさせてもらう事にした。
背中に乗りおんぶされた。
ゆっくり歩き出した。
何でだろう・・・?
何でこの男性はここまでしてくれるのだろう?
見ず知らずの私を・・・。
それにしても彼の背中暖かい。
色々な物を調達するために寄った街だが、それぞれの仕事が終わると好きな事をやっても良いのがここのルールなので船員は調達など速攻で済まし好きな事をしていた。
そんな中、1人で行動していた副船長ベックマンは街の中を見ていた。
自分の私物は自分で調達しなければならない。
煙草も買ったし、お酒も買った。
他には何か必要な物はないかと考えながら歩いていた。
「きゃあー!」
何か女性の悲鳴が聞こえて声がした方向を見た。
「やめて下さい!今はお金なんて持ってません!」
「金がねェなら、その体で払ってくれても良いんだぜ?」
声のした方を見てみると、街のお店などある方向と反対に森林があった。
女性1人と男性2人が向かい合っているが女性の方は尻もちをついていて男性の方はニヤニヤ笑いながら女性に近寄っていた。
助けた方が良いのか?
だが、その前に何があったのかわからない。
もしかしたら女性の方が何か先に悪い事をしたかもしれない。
少しの間、様子を見る事にした。
「そんな事、出来るわけないでしょ!」
「金はねェ、体も無理。どうやって払うんだ?お前の両親の借金」
「必ず期限までには・・・!」
「期限までにってどれだけ待ってると思ってるんだ?利子がついて早く返さねェと、どんどん膨らんでいくぜ?今・・・体で払ってくれたらもう少し待ってやっても良いぜ?」
ニヤリと笑う。
「それは出来ないと言っているでしょ!?」
「うるせェな!その体で払うしかねェんだよ!」
「!」
そう言うと男性2人は襲おうと女性に飛び掛かろうとした。
女性はもうダメだと思った。
あいつらに犯されると観念し目を閉じた。
ガチャ・・・!
何か鈍い音がした。
目を開けて見れば背の高い男性が先程の男性2人に銃を向けていた。
「な・・・何だよ?お前・・・!?」
「何かよくわからねェが女性が嫌がってるだろ?」
「は!?・・・正義の味方のつもりかァ?お、お前には関係ねェだろ!?」
威勢の良い言葉を言っているか完全にビビっていた。
自分よりも背の高い男に銃口を向けられているので仕方ない。
「確かに関係ないが、見ていられなかった。少しぐらい待ってやれないのか?」
「こ・・・こっちだって仕事なんだよ!何か持って帰らねェと俺らがボスに怒られるんだよ!」
「いくらだ?」
「は?」
「これで足りるか?」
そう言い胸元から札束を地面に投げた。
「おお!」
そう言い札束を拾った。
「この女性に2度と近づくな」
「・・・お前、男がいるなら最初から頼んで払ってもらえよ!」
「!」
女性に借用書を投げつけ帰って行った。
ベックマンは今度は女性を見た。
「大丈夫か?」
「・・・はい、ありがとうございます。でもなんでお金・・・」
言葉の続きは言わなくてもわかった。
なんでお金を払ってくれたのかと。
「金の事は気にするな。あまりにも見ていられなかった」
「・・・お金は必ずお返しします」
「それより怪我してるぞ」
女性の足を見れば左足が赤く腫れあがっていた。
「あの人達に押し倒されて、その時に足をくじいたようです・・・。履き慣れない靴なんて履いてた私も悪いんです」
「あんたは何も悪くねェ」
「!?」
「病院ぐらいあるんだろ?行った方が良い」
「・・・ええ」
そう言いながらも立ち上がろうとしない。
「・・・どうした?」
「・・・お、お金もないし、くじいたみたいで立てないんです・・・」
ああ、そうかと納得した。
「ほら」
そう言い背中を向けた。
え・・・?
背中に乗れって事・・・?
「でも・・・」
「立てないんだろ?」
「・・・行ってもお金が・・・!」
「心配するな。俺の背中に乗れば金のかからない医者に診てもらえる。腕は確かだ」
そんな事、本当にあるのか。
この男を信用して良いのか。
先程の借金取りみたいに、ひどい事にはならないか。
まずい所に連れて行かれると思ったが、このままでも良い事ない。
甘えさせてもらう事にした。
背中に乗りおんぶされた。
ゆっくり歩き出した。
何でだろう・・・?
何でこの男性はここまでしてくれるのだろう?
見ず知らずの私を・・・。
それにしても彼の背中暖かい。
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