赤髪海賊団は久しぶりに街に上陸した。

ベックマンとアイリは手を繋ぎながら街を歩きデートの最中。

結婚して２年目。

まだまだ新婚気分の２人。

「ねぇ、私達夫婦に見えるかな？」

わくわくしながら聞いてきた。

「夫婦より・・・親子の方が近いだろ？」

冷静に答えた。

「・・・もう！いつもそうなんだから！たまには夫婦って言ってくれても良いじゃない！」

プイと横を向いた。

「すねるなよ。周りからどんなふうに見られようと俺はアイリの事、大事に思っている」

「！？」

ベックマンの方を向くアイリ。

その瞬間ベックマンはアイリの顎を上に持ち上げKissをした。

「！」

ビックリしすぎて目を閉じるのも忘れていた。

アイリは、数秒間あっけに取られていたが我に返った。

でもこんな行為慣れていた。

「もう・・・！」

「可愛いな。アイリは」

２人で笑っていた。

でもこの瞬間２人は完全に気を抜いていた。

横から近づいてくる人に。

「！」

２人が気付いた時はもう遅かった。

「んぐぅ・・・」

口を手で押さえつけられ強力な睡眠薬をかがされ2人は倒れた。