小さな恋の結末
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その時、ベックマンを見つけた。
つぶれた仲間を見ながらたばこをふかしていた。
「ベック」
そう呼び近づいた。
「アイカ」
「今日、そんなに飲んでなかったんじゃない?」
「明日も仕事はあるからな」
「明日の仕事の事まで考えて飲む分規制するなんてベックらしいね」
「・・・・・・」
「ありがとう」
「ん?俺は何もしてねェぞ?」
「結婚できるように色々してくれたんでしょ?」
「・・・頑張ったのはアイリなんじゃねェのか?」
「そうね。あの子も褒めてあげなきゃ。1年もずっと我慢してたんだし。もちろんベックもね」
「・・・アイリが頑張っているから俺も頑張ろうと思えた。ただそれだけだ」
「でも何でアイリと結婚しようと思ったの?」
聞いちゃいけないのかもしれない。
でも母親として聞きたかった。
「・・・好きだから・・・じゃダメか?」
「・・・・・」
黙っているアイカ。
そのアイカの目にベックマンは勝てなかった。
「・・・ふっ・・・最初はずっと家族愛だと思っていた。
家族や仲間や娘だと思っていた愛が、いつの間にか1人の女性として意識するようになった。
そしてアイリからのアプローチがすごかった。
こいつ、俺の事好きなのか?
それとも家族だから?
何度も1人で葛藤した。
そしてアイリから告白された。
付き合い当初は少しぐらいわがままに付き合ってやるとか、すぐに飽きるだろうと軽く考えていた。
でもアイリは本気だった。
本気で俺の事好きだって言ってくれた。
だから守ってやりたいと思ったんだ。
・・・アイリは一途だよな」
「そっか・・・。そんな所に惚れたんだね」
「・・・少し語らいすぎたな。俺も酒に飲まれたかな?」
「ううん、そんなことないよ。明日もよろしくね」
「ああ、部屋に戻る」
「うん、おやすみなさい」
部屋に戻って行くベックマン。
「・・・一途・・・か。まさかベックからそんな言葉が出てくるなんて思わなかった」
独り言を言い途端に口元が緩んだ。
その後も、甲板の片付けをしていた。
ベックマンは自分の部屋に入るといるはずのアイリの姿がなかった。
「アイリ?」
宴の途中で部屋がある方に行ったので部屋に戻ったと思ったがいなかった。
どこに行ったかと思い前にアイリが使っていた部屋に行ったがここにもいなかった。
船中探し回るはめになる。
1人で月を見ていた。
キレイ・・・。
なぜか月にもお祝いされている感じがした。
結婚指輪も、もらって左手の薬指の輪が光る。
私、本当にベックと結婚したんだ。
そう実感していた。
「ここにいたのか」
不意に声がかけられた。
「ベック・・・」
探し回っていたベックマンだった。
愛しい人が迎えに来てくれた感じがした。
「探したんだぞ。部屋にいると思っていたんだが、いなかったから少し心配した」
「ごめんね、ちょっと月が見たくて」
「月?」
「うん、今日満月だよね?」
「ああ」
「・・・私、赤ちゃん欲しいな」
つぶれた仲間を見ながらたばこをふかしていた。
「ベック」
そう呼び近づいた。
「アイカ」
「今日、そんなに飲んでなかったんじゃない?」
「明日も仕事はあるからな」
「明日の仕事の事まで考えて飲む分規制するなんてベックらしいね」
「・・・・・・」
「ありがとう」
「ん?俺は何もしてねェぞ?」
「結婚できるように色々してくれたんでしょ?」
「・・・頑張ったのはアイリなんじゃねェのか?」
「そうね。あの子も褒めてあげなきゃ。1年もずっと我慢してたんだし。もちろんベックもね」
「・・・アイリが頑張っているから俺も頑張ろうと思えた。ただそれだけだ」
「でも何でアイリと結婚しようと思ったの?」
聞いちゃいけないのかもしれない。
でも母親として聞きたかった。
「・・・好きだから・・・じゃダメか?」
「・・・・・」
黙っているアイカ。
そのアイカの目にベックマンは勝てなかった。
「・・・ふっ・・・最初はずっと家族愛だと思っていた。
家族や仲間や娘だと思っていた愛が、いつの間にか1人の女性として意識するようになった。
そしてアイリからのアプローチがすごかった。
こいつ、俺の事好きなのか?
それとも家族だから?
何度も1人で葛藤した。
そしてアイリから告白された。
付き合い当初は少しぐらいわがままに付き合ってやるとか、すぐに飽きるだろうと軽く考えていた。
でもアイリは本気だった。
本気で俺の事好きだって言ってくれた。
だから守ってやりたいと思ったんだ。
・・・アイリは一途だよな」
「そっか・・・。そんな所に惚れたんだね」
「・・・少し語らいすぎたな。俺も酒に飲まれたかな?」
「ううん、そんなことないよ。明日もよろしくね」
「ああ、部屋に戻る」
「うん、おやすみなさい」
部屋に戻って行くベックマン。
「・・・一途・・・か。まさかベックからそんな言葉が出てくるなんて思わなかった」
独り言を言い途端に口元が緩んだ。
その後も、甲板の片付けをしていた。
ベックマンは自分の部屋に入るといるはずのアイリの姿がなかった。
「アイリ?」
宴の途中で部屋がある方に行ったので部屋に戻ったと思ったがいなかった。
どこに行ったかと思い前にアイリが使っていた部屋に行ったがここにもいなかった。
船中探し回るはめになる。
1人で月を見ていた。
キレイ・・・。
なぜか月にもお祝いされている感じがした。
結婚指輪も、もらって左手の薬指の輪が光る。
私、本当にベックと結婚したんだ。
そう実感していた。
「ここにいたのか」
不意に声がかけられた。
「ベック・・・」
探し回っていたベックマンだった。
愛しい人が迎えに来てくれた感じがした。
「探したんだぞ。部屋にいると思っていたんだが、いなかったから少し心配した」
「ごめんね、ちょっと月が見たくて」
「月?」
「うん、今日満月だよね?」
「ああ」
「・・・私、赤ちゃん欲しいな」
