「お疲れ様でした」

アイカはOLの仕事をして２年目。

今定時で仕事が終わり歩いて家に向かっていた。

空を見れば雨雲が空を覆ってる。

雨・・・降りそう・・・。

そう思ってると小雨が降ってきた。

「え？雨！最悪～！」

そう言い小走りになる。

そこで目に入ったのはタクシーだった。

いつも仕事の行き帰り道にタクシー乗り場がある。

何台か止まってる。

タクシー使おうかな？たまには・・・良いよね。

そう思いタクシー乗り場へ向かった。

ドアが開きは乗り込んだ。

「自宅までお願いします」

「はい」

運転手に行先をつげ走り出す。

若い男でカッコイイ運転手だった。

外を見ると雨が本降りになっていた。

ザーザー音がする。

良かった・・・濡れなくてすんだ。

そう思い暇なので鞄から携帯を取り出しメールなどのチェックをした。

数分後、誰かの視線を感じた。

じっと見られてる感じだ。

不思議に思い目線を携帯から外した。

「！」

バックミラー越しに運転手と目が合ってしまった。

・・・私の事・・・じっと見てたのは運転手なの？

アイカはまたバックミラーを見た。

運転手は前を向いて運転していた。

私の思い違いかな？

そう思いホッとした。