花嫁は誰の手に
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朝になりアイカは目が覚めた。
身支度をして部屋を出た。
静かだった。
船は動いているのだが部屋の前の道などに仲間は、いなかった。
いつもなら誰かはいるのに誰もいない。
今度は甲板に行ってみた。
まだ雑魚寝してる仲間がいた。
大きないびきをかき、お腹も出しながら寝ている仲間もいた。
すると誰か来た気配がした。
振り返ってみると副船長さんだった。
「あ・・・」
昨日の事もあり2人とも目が合うと気まずかった。
それでも昨日したことを無駄にはしたくない。
勇気を出した。
「おはようございます」
「ああ」
「今日は、みんな起きるの遅いんですね」
「宴の次の日はこうだ」
「副船長さんは、二日酔いにならないんですか?」
「次の日も仕事あるからな」
「そうなんですね」
やっぱり少し、ぎこちない感じがする。
「なァ、アイカ」
「はい?」
「名前で呼んでくれないか?」
途端に目を逸らした。
「別に昨日の件があるからって役職名で呼ぶことねェだろ?距離をおく必要もねェ。名前で呼んで欲しい。ただそれだけだ」
視線を副船長に戻した。
「わかりました。ベックマンさん」
「ああ、さてと、ちょっと手伝ってくれないか?」
「手伝う?」
「雑魚寝している奴ら全員起こす」
「そうですね」
「いつもより少し何もかも遅れてるんだ。全員起こして仕事させるぞ」
「はい、ちょっと起きて下さい」
近くにいた仲間の体をゆすったが、起きる気配もなく、いびきをかいていた。
「そんなんじゃダメだ。こう起こすんだよ!」
そう言うとお尻に蹴りを1発入れた。
「痛てェー!!」
蹴られた仲間が飛び起きた。
「いつまで寝てるんだ!早く仕事しろ!」
「あ、副船長、おはようございます」
「挨拶なんてしてる暇あったら早くしろ!」
「すっ・・・すいませんでしたー!」
そう言い持ち場についた。
「アイカもやれ」
いや・・・絶対無理だろう。
そこに信頼関係があるとは言え仲間を蹴るのは、さすがに無理だ。
「ああ。無理か」
蹴りを入れたとしてもアイカの蹴りじゃ、びくともしないだろう。
「すみません」
「謝る事ねェ」
ベックマンは次々に仲間達を蹴りで起こして行き仲間達が持ち場に着いた。
「さて、もう1人起こす奴がいる」
「え?」
周りを見れば、もう全員起きている。
「どなたですか?」
「・・・お頭だ」
「えっ?起きてないんですか?」
「昨日の飲みから見てひでェ二日酔いじゃねェのか?」
本人も言ってたかも・・・!
「お頭はアイカにお願いする」
「え?でも私、蹴って起こすなんて出来ません!」
「嫁なんだろ?」
「はい」
「だったらこんなの日常だぞ?慣れておかないとな。それと・・・アイカ入ってきたら起きるんじゃねェか?」
「え?どういう意味ですか?」
「今は忙しい。とにかくお頭を起こしに行ってくれ」
「わかりました」
身支度をして部屋を出た。
静かだった。
船は動いているのだが部屋の前の道などに仲間は、いなかった。
いつもなら誰かはいるのに誰もいない。
今度は甲板に行ってみた。
まだ雑魚寝してる仲間がいた。
大きないびきをかき、お腹も出しながら寝ている仲間もいた。
すると誰か来た気配がした。
振り返ってみると副船長さんだった。
「あ・・・」
昨日の事もあり2人とも目が合うと気まずかった。
それでも昨日したことを無駄にはしたくない。
勇気を出した。
「おはようございます」
「ああ」
「今日は、みんな起きるの遅いんですね」
「宴の次の日はこうだ」
「副船長さんは、二日酔いにならないんですか?」
「次の日も仕事あるからな」
「そうなんですね」
やっぱり少し、ぎこちない感じがする。
「なァ、アイカ」
「はい?」
「名前で呼んでくれないか?」
途端に目を逸らした。
「別に昨日の件があるからって役職名で呼ぶことねェだろ?距離をおく必要もねェ。名前で呼んで欲しい。ただそれだけだ」
視線を副船長に戻した。
「わかりました。ベックマンさん」
「ああ、さてと、ちょっと手伝ってくれないか?」
「手伝う?」
「雑魚寝している奴ら全員起こす」
「そうですね」
「いつもより少し何もかも遅れてるんだ。全員起こして仕事させるぞ」
「はい、ちょっと起きて下さい」
近くにいた仲間の体をゆすったが、起きる気配もなく、いびきをかいていた。
「そんなんじゃダメだ。こう起こすんだよ!」
そう言うとお尻に蹴りを1発入れた。
「痛てェー!!」
蹴られた仲間が飛び起きた。
「いつまで寝てるんだ!早く仕事しろ!」
「あ、副船長、おはようございます」
「挨拶なんてしてる暇あったら早くしろ!」
「すっ・・・すいませんでしたー!」
そう言い持ち場についた。
「アイカもやれ」
いや・・・絶対無理だろう。
そこに信頼関係があるとは言え仲間を蹴るのは、さすがに無理だ。
「ああ。無理か」
蹴りを入れたとしてもアイカの蹴りじゃ、びくともしないだろう。
「すみません」
「謝る事ねェ」
ベックマンは次々に仲間達を蹴りで起こして行き仲間達が持ち場に着いた。
「さて、もう1人起こす奴がいる」
「え?」
周りを見れば、もう全員起きている。
「どなたですか?」
「・・・お頭だ」
「えっ?起きてないんですか?」
「昨日の飲みから見てひでェ二日酔いじゃねェのか?」
本人も言ってたかも・・・!
「お頭はアイカにお願いする」
「え?でも私、蹴って起こすなんて出来ません!」
「嫁なんだろ?」
「はい」
「だったらこんなの日常だぞ?慣れておかないとな。それと・・・アイカ入ってきたら起きるんじゃねェか?」
「え?どういう意味ですか?」
「今は忙しい。とにかくお頭を起こしに行ってくれ」
「わかりました」
