少しばかしのヤキモチ屋


「あー…」

授業が終わった高尾は机の上に突っ伏しながら声を漏らした。
周りからは皆帰り支度や部活に向かうのか、同級生の声と物音が聞こえてくる。

昼、真ちゃんの事置いてきちった。
真ちゃんすげぇ驚いた顔してたけど、ちゃんとあの後飯食ったかな。
てか俺もなんで逃げちゃうんかねぇ。
今から部活だけど行きづらい。
真ちゃんと顔合わせづらい。










"真ちゃんに彼女ができたら、俺は"










「…変な事、考えちゃったからなぁ…」  

たぶん、真ちゃんは一番乗りで体育館に来るし…。
部活始まるギリギリまでここにいよ。

スマホのアラームを設定しようと顔を少し上げると、もうほとんど教室内には生徒がいない。
時間設定をすると高尾はフッと瞳を閉じた。










「…それまで…ここで…寝…て…」










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