少しばかしのヤキモチ屋
「真ちゃーん、うちの真ちゃんはどこにー…」
「好きです、付き合ってください」
「おッ!とと…」
お昼休みになり、緑間を探している最中遭遇してしまったこの瞬間。
高尾は慌てて口を閉じると物陰へと隠れてソッと顔を覗かせた。
一緒に昼食べよーと想って探したらまさかの告白現場遭遇とか。
真ちゃんのクラスの奴に聞いたら女の子と一緒に出ていったって言われたからもしやもしや?と思ってたけど…。
つか、女の子の方…見た感じ先輩か?普通に可愛くね?胸でっか。
真ちゃん背高くて頭良いからなぁ、そりゃモテるわ。
…変な言動多い所除けば、だけど。
緑間に告白している女子生徒を観察しながらうんうん、と頷き様子を見守る。
真ちゃんに彼女かぁ…あの堅物変人の真ちゃんに…。
なんだかんだ真ちゃんって優しいし、面倒見がいいから彼女の事大切にしそう。
デートとかも卒なくこなして、"なのだよ"って言いながらキスしちゃってさー。
…ごめん、今のはちょっと意味分からんかったわ。
なんだよ、"なのだよ"って言いながらキスて。
…真ちゃんに彼女…。
「…真ちゃん」
オッケー、出すんかなぁ…。
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