忘れた頃に
「あーぁ、骸クン行っちゃった」
一人席に残された白蘭は、テーブルの上に乗ったままのプリンアラモードの皿を手にしてスプーンですくい上げ、口の中へと入れる。
甘い味が口内へと広がり、"んふふ"と頬を緩ませた。
やっぱり電話は雲雀クンだったかー、そうだとは思っていたけれど。
喫茶店から出ていった骸と合流した雲雀の姿が思い出される。
僕のこと見たらすーんごい目つきで睨んできちゃって。
あー、怖い怖い。
「だけどね、雲雀クン」
並盛中付近で出会い、自分に恐怖心を滲ませていた骸の表情が脳裏に過り、ゾクリと背筋が震え白蘭は口角をあげて不気味に微笑んだ。
君よりも、僕の方が。
骸クンの事を、わかっているから。
「さーて…今度はどうやって骸クンと会おうかなー」
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