小さいなりにも
「…ふぅ…案外涼しいですね…」
コンビニでアイスを買い終えたフランと骸。
骸は近くの公園の中へと入っていき、ベンチへと腰掛けた。
「ししょー、家帰らないんですか?」
「いいですよ、今日は
それにアイスも溶けてしまいますからね
ここで食べてしまいましょう」
「おー、やったー」
フランは手に持っていたコンビニ袋を振り回しながら喜びを表現し、骸の隣へと腰掛けると骸の分のアイスのカップを手渡す。
「はい、ししょーの分」
「えぇ、ありがとうございます」
「あとスプーン…スプーンはー…あり?」
ごそごそと袋を手探りするも、スプーンの感触がなく、中を見てみると入っていないことに気づいた。
「あらー、スプーン入れ忘れてますねー」
「おや、それは残念」
「アイス買ってもらいましたし、みーもらってきますよ
どうせすぐ近くですしねー」
「別に大丈夫ですよ?家に帰ってから食べますし」
「そしたら溶けちゃうでしょー、ししょー馬鹿ですかー?
いいから待っててくださいねー」
コンビニの袋を握りしめ、骸へと毒を吐くとたたたっとフランは足早にさっきのコンビニへと向かっていく。
「…おやおや…」
そのフランの後ろ姿を見て、骸は笑みを浮かべながら夜空を見上げた。
「なんだかんだ、あの子も成長しているようですね…生意気ですが」
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