怪しい動きにご注意を
コンコンッ。
「どうぞ」
自分の部屋でソファーに腰掛け、フランと共にチョコレートを食べていると不意にノックの音が聞こえた。
声を掛けると扉は開かれ、千種の姿が現れる。
「…フラン、いないと思ったら…」
「あり、ばれちゃいまひたかー」
フランの姿が骸の隣にあるのを見ると、千種の眉間に微かにシワが寄る。
「いいチョコレートが入ったので…千種も食べますか」
「いりません」
「えー、こんなに美味しいのにー」
「こら、1人3個までと言ったはずです
それ以上は許しません」
「えー、ししょーのけちー」
「…骸様、最近母親化してます」
「それで、なにかありましたか?」
未だにチョコを狙っているフランのそばから箱を取り上げて立ち上がり、骸は千種に近寄りながら声をかけた。
すると、千草の眉間のシワがより一層深くなる。
「…骸様に客人です」
「客人…」
というと、雲雀恭弥…というわけではなさそうだ。
"客人"という言葉にふと雲雀を思い出すも、千種の反応からしてそうではないらしい。
骸は立ち上がり、千種の下へと歩み寄る。
「…雲雀恭弥…ではないようですね
一体誰が」
「それは」
「僕だよ、骸クンッ」
「「!」」
千種の背後からひょこっと顔を覗かせ、満面の笑みを浮かべてくる人物。
その人物を見て、骸は一瞬目を見開いた後に瞳を細めて彼を見た。
「これはこれは…アルコバレーノ絡み以来ですかね…」
「…白蘭」
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