特権乱用
「く…ッふ…だから待ちなさいと…」
胸板に這う指の感覚とチュッと何度も唇にキスを落とされ、声を漏らしながら制す。
「名前呼んでくれないってことはそういうことでしょ?
君もこういうの、嫌いじゃないんだね」
「ッ、あまり、好きではありませんがね」
悪戯気な笑みを浮かべ悪態をつく雲雀に、骸はふと顔をそらしながら答える。
「そうなの?その割にいつも結構感じてるよね」
「あまり人に、触れられ慣れてないので…ん…ッ…」
「いつも君の所の犬とか林檎の子は結構君に触れてるイメージだけど?」
「…く…ッ…貴方…淡々と話しながら、どこを…」
「胸」
「あ"ッ!」
キッと睨み上げながら雲雀に問いかけるもさらりと返答され、胸の突起をキュッと摘まれ裏返った声が出てしまう。
自分の口から発せられた声に驚きと恥ずかしが込み上げ、口を手で隠しながら恐る恐る雲雀を見上げると、骸同様に反応に驚いたのかきょとんとするも、骸と目が合うと口元に小さく笑みを浮かべながら顔を近付けてきた。
「…へぇ…そういう反応するんだ」
「ん…ッ…はぁ…馬鹿言ってないで、やめて、くださ」
「なら、名前呼んで」
「ッ…それは…」
そう言われて口を開こうにも中々名前を出すことが出来ない。
「…そう、なら仕方ないよね…」
「ッ!」
固く口を閉ざしてしまう骸を見て、雲雀は小さく息を吐くと骸の胸板へと顔を移動させて指が触れている突起とは別の突起をぱくりとくわえて口に含む。
生暖かい感触に骸は目を見開き、ビクッと身体を跳ねさせ雲雀の頭をベシッと反射的に叩いた。
「…らにふるの」
突起を口に含んだまま、骸を見上げるように見ながら話す。
骸は感覚を耐えるように唇を噛み締めた後、顔を赤くしながら声を上げた。
「こちらの台詞です!
くすぐったいのでやめてください!」
「やら」
「う…ッ…く…いいから、口を離し…」
カリッ。
「〜ッ…!?」
呼吸を乱しながら雲雀の頭に手を触れて離そうとグッと力を入れると、突起に歯を立てられ痛みと驚きから目を見開き声が出そうになる。
い、まのは危なかった…色々と…こいつ…どこで、こんな事を覚えて…ッ!
「…く…ッ…ふ…ぅ」
少しぎこちないながらも舌で転がすように突起をいじられ、悔しさと痛みにだんだんと瞳を涙が溜まっていき、荒い呼吸をしながら雲雀を睨みつけるとその視線に気付いたのか雲雀が視線を向けた。
「ひば…やめ…ッ」
「…きこえなひ」
骸の反応を楽しむかのように口元に笑みを浮かべて、止まっていた突起に触れている手で突起を指先で捏ねられ、"んッ!"と声を上げビクリと身体を跳ねさせてしまう。
これ、以上は…ッ…。
「はぁッ…ぁ…ほん、と…もう…」
「ん…」
「ッ、ぁ、き、いて…」
「しりゃない」
制するように頭に手を伸ばすも、刺激から中々力が入らず雲雀はお構い無しに口と手で突起へと刺激を与え続け、だんだんと骸の口から発せられる甘い声の声量が大きくなっていく。
こ、いつは…ッ…人の、話も聞かず…ッ!
人の話も聞かずに続ける雲雀に骸は少しイラつきを覚えだし、口を開けた。
「きょ…ぅや…」
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