喧嘩続きの彼等の秘密


「...行ったみたいだな」

扉が閉まり3人の気配が消えたのを確認すると蓮はぽつりと呟いた。

「ホロホロ、離せ
少し外を確認してくる」

未だにくっついているホロホロに声をかけるも自分に抱き付いたまま動こうとしない。

「おい」

「蓮」

痺れを切らした蓮が再び口を開くとそれを遮るようにホロホロが名前を呼ぶ。

「...もう少しくっついてたいんだけど...だめかよ」

顔を顔を隠したまま小さな声で言い出すホロホロに少し驚いた表情を浮かべた。

「...フンッ...別に構わん」

蓮は小さく息を吐くとホロホロを抱き締めながら答える。

「そんなにくっつきたいのなら普段からそうすればいいものの」

「ばっか、お前と二人っきりの時にするのがいいんだろうよ...
てか、さっきのばれてねぇよな?」

「おそらくな、しかし貴様はバレてもよかったんじゃないのか?
興奮するとか言っていたしな」

「...ナンノコトダカナー」

「ほう...そう言うのか
ならば今からここで犯してもいいのだが?」

意地悪げな表情を浮かべ出す蓮をホロホロはチラリと見た。










「...犯すのはいいけどよ」

「なんだ、いいのか」

「いいけど...えっちな俺の姿下手したら見られちまうよー...なぁんて?」

「...」

「え、ちょ、なんか言えよ
言った俺が恥ずかしいじゃんか」

「...ホロホロ」

「あっ、はい」

「確かに貴様の乱れる姿を見られるのは癪だ
今からホテルに行くぞ、そこでさっきの仕置きの続きをしてやる」

「...お前のそういう欲に忠実なところ、俺は好きだぜ?」










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