喧嘩続きの彼等の秘密


「ッ...ふ...」

誰もいない部屋の中、蓮はホロホロを壁に押し付けキスをすれば口内に舌を侵入させて絡め始める。
ホロホロは蓮の首に腕を回して抱きつきながらぎこちなく蓮の舌を絡め返す。

「ぷは...お前ッ...ヤキモチ妬くのはいいけどその度に突っかかってくんのやめろよな」

口を離し自分の上着のチャックを下ろす蓮を見ながら呆れたような口調で言う。

「誰が妬くか、自意識過剰にも程があるぞ?」

「いやいや、だって毎回俺が誰かと話す度に突っかかるじゃん」

「それは貴様の声が喧しいからだ」

「俺に喋るなと?!てか、ここでは流石にヤらねぇよ?」

淡々と離しながら上着を脱がす蓮の頭に手を伸ばしてぐっと押すとムスッとした表情を浮かべ出す。

「なぜだ」

「ばっか、ここ葉の家だろが
しかも今日は皆集まってんだろ」

「そうだな、それがどうした」

「俺等の下手すりゃ関係バレんだろ」

「バレても俺は構わん、その方が貴様も他人にくっつくとこはなくなるだろう」

「やっぱ妬いてんじゃん」

「ならばホロホロ、俺も貴様に1つ問おう」

「あ?なんだよ」

蓮は自分の頭に添えられたホロホロの手首を掴み、指をツーッと舌で舐めあげる。
ホロホロはピクリと肩を跳ねさせながら蓮を見つめた。

「貴様は先程妬くなと言ったな
それならば毎回学習せずに他人にくっつくのはどういうことだ?」

「はぁ?そんなもん別に俺の勝手だろーよ
てか別に妬くなとは言ってな」

「ホロホロ」

ホロホロの手に自分の手を重ねて指を絡めるとズイッと顔を近づけ至近距離で見つめる。











「貴様、わざとやっているな」

「...なにがだよ」

「惚けるな、わざと俺の目の前で他人にくっついている事だ
それも、なにも言わない葉ばかりにくっつきおって」

「べっつに、俺が誰とくっつこうが関係ないだろ」

「関係大有りだ、俺に妬かせてその後こうなることはもう何度も経験しているからわかっていることだろう?」

「そりゃ、わかってるけどよ」

「貴様はそんなにその後のお仕置きが好きなようだな」

「ッあ...おい馬鹿!」

蓮は瞳を細めながら舌舐めずりをするとホロホロの服の中に手をいれていき胸板をまさぐりだす。
ホロホロは声をあげると蓮の肩をぐっと押した。

「他の部屋にあいつらいんだからダメだっての!」

「貴様が声を出さなければいいだけの事だろう?」

「それが出来ねぇから言ってんだよ!
お前に触られると気持ちよくて声出ちま...」

そこまで言いかけるとホロホロはハッとして口を閉じ蓮へと目をやる。
蓮は口角を上げながら不敵な笑みを浮かべながらホロホロの服を捲り上げて突起に舌を這わす。

「ッんひ...は...おい、おまえ」

「そうか、貴様は俺に触られると気持ちいいのか...ただ触れているだけなのにな」

「ばっか、どこが普通だよ、これ...ぇ」

「貴様が言ったのではないか、気持ちいいのか、気持ちよくないのかどちらなんだ?」

突起を甘噛みしながらホロホロを見上げるとホロホロは頬を赤く染めながら気まずそうに顔を背け、口元を手で覆う。

「ッ...ぅ...あ」

「どうなんだ?」

「はぁッ...~ッ...き、もちいいよ!これで、満足ッ、かよ...ッ!」

蓮からの視線に耐えきれなくなりホロホロは顔を向けながら声をあげる。
ホロホロの言葉を聞いた蓮は満足気な表情を浮かべて顔を近づける。










ガラッ

「「ッ!!」」










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