雨の日雨の子何処へ行く?


「あー…今日も雨かぁ」  

窓越しに見える雨の粒、聞こえてくる雨音。
ホロホロはそれを部屋から眺めながらぽつりと呟いた。

「もう梅雨に入ったからな、仕方あるまい」

ホロホロの呟きにソファーに座って新聞を読んでいた蓮は、新聞に書かれている"梅雨入り"と書かれた文字を見てホロホロに伝える。

「あー、だから最近雨降ってんのか
気付かなかったわ」

「正式に発表されたのは昨日だからな、気付かないのも無理はない
しかし、こうも雨続きだと洗濯物が乾かなくて仕方ない…」

「それなー、コインランドリーまで遠いから結局家ん中で干すしかねぇし
俺等も外出れねぇし、最後に外でたのいつだっけ?」

あれ、まじでいつ出たっけ?

ふと気になったホロホロが蓮に問いかけると、蓮はジッとカレンダーを見始める。
その様子からして、蓮も同じ事を思ったのかもしれない。

「日曜の特売の日は降っていなかったから…そうだな…
3日…いや4日?俺も覚えておらん」

「うっわ、まじか
あーぁ、早く梅雨明けねぇかな…じゃないと外に遊びにも行けねぇ」

「遊びにって、子どもじゃあるまいし」

「いやまだ子どもだわ
つか、お前そんなこと言ってるけどよくよく考えてみろよ
俺とお外でデートできねぇんだかんな?なぁんて?」

けらりと乾いた笑いを浮かべながら冗談を言うも、蓮からの反応が返ってこず、顎に手を当ててなにやら考え込んでいる。

「え、ちょ、黙るなよ」

「ふむ…ホロホロ」

「お?」










「今からデートするぞ」

「…おぉん?」










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