寒さに負けて


「…寒…ッ…」

朝ふと目が覚めて布団から出ようとした瞬間、ブルッと寒さから身体が震えて出ようとしていた布団に再度くるまった。

「まじか…夜寒いとは思ってたけど朝も寒ぃのか…」

のそっと顔を布団から出して時計を見ると午前6時。
こんなに早く起きる予定では無かったが、どうやら寒さで置きてしまったようだった。

こんだけ寒いと…。

ホロホロは布団を少し捲り上げ、自分にぴったりとくっつきながら丸くなって眠っている蓮を見た。










「…冬だなぁ…」










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