海に行こうか


「そろそろかき氷でも食べるか」

「かき氷以外も食いてぇ」

「昼時か…いいだろう」

海から出て自分達のパラソルまで戻ってきた2人は、海の家へと向かい歩き出した。
店の前まで到着をすると、 時間帯が時間帯の為か人が結構並んでいる。

「お、結構並んでる
皆考えることは一緒なんだな」

「そうだな、ホロホロ
パラソルで休んでいろ」

「いや、一緒に並ぶわ
流石に悪いし」

「たわけ、暑い中並んで貴様の体調が崩れるのが一番面倒だからだ」

「言い草酷くね?」

「それか、海に入って涼んでいてもいい
貴様の好きな方を選べ」

「好きな方…好きな方ねぇ…」

"んー"と考えた後にホロホロはチラリと蓮に視線を向けると、ニッとはにかみながら蓮の腕へと抱き着いた。

「なら、お前と一緒に並ぶの選ぶわ
せっかくのデートだし?」

「…」

「…」

「…」

「…あの、蓮さん?」

「なんだ」










「反応、してくれませんかねぇ?
言った俺が恥ずかしいんですけど?!」

「なぜ貴様が恥ずかしがっているんだ」











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