一人の時間


「どこ行ったんだ?」

ホロホロはソファーへと座りながら自分のスマホを手にして見てみる。
現在の時刻は8:00。

こんな朝早くからどこ行ったんだよ、置き手紙もねぇしスマホになにかしらの連絡が来てるわけでもねぇ。
どっか行くとしたら俺に声かけるとかいつもしてるのに。










『お前には愛想が尽きた』










「...いやいやいや、ないわ」

ふと夢の中の蓮の言動を思い出してしまう。

たぶんどっか散歩行ってるだけだろうし、すぐ帰ってくんだろ。

「はーぁぁ、無駄に頭使ったら腹へったわ」

すぐ帰ってくる、うん。
それに別に蓮がいなくても俺寂しくねぇし?
てか前までほとんど一人だったから大丈夫だわ。









「おとなしく蓮が帰ってくるの待つかぁ」










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