せっかくならばお揃いに
「…うーん」
マーモンは鏡に映った自分の姿を見て困ったような声を漏らした。
ベルに髪を切ってもらったのはいいものの、この髪型…あまり見られたくないな。
ルッスーリアとスクアーロになんて言われるか…。
「…こんな事気にするなんて、僕もまだまだだな
お腹空いたからおやつでも貰いに行こ」
ふるふると顔を横に振り、気分転換にルッスーリアの元へと行こうと考え、いつものローブを手にとって袖を通し、フードを被った。
…あ。
そこでふと、マーモンは1つ気付いた。
「…どうせフード被るから、髪型なんて誰も見えやしないじゃないか…」
.