任務の一環でして
「なんでディーノさんとヴァリアーの2人がいるんですか?!」
授業の合間、空いている教室に呼び出されたツナと獄寺、山本の3人。
ディーノとスクアーロ、椅子に座っているマーモンを見てツナは声を上げた。
「十代目、実は朝お伝えしたかったのはこの事なんですよ」
「え?!」
「俺が学校着いて、職員室の前を通りかかったらちょうど中で話してる跳ね馬とスクアーロを見かけまして…まさか、その小さい奴がマーモンとは思いませんでしたが…」
「そもそも、なんでスクアーロとマーモンがここにいるんだ?
もしかして、剣術の修行とか?」
「んなわけあるかぁ!
俺等だってそこまで暇じゃねぇ!」
「君達、リボーンからなにも聞いてないのかい?」
「リボーン?いや、なにも聞いてないけど…」
「よぉ、お前等
全員集まってたんだな」
「リボーン!」
ガラリと教室の扉が開かれリボーンの声が聞こえると、ツナは名前を呼んだ。
「一体どう言うことなんだよ!
俺、なにも聞いてないんだけど!」
「あぁ、言ってないからな」
「言ってない…!!」
「本当、君のそういう所どうにかしたほうがいいと思うんだけど
僕とスクアーロはリボーンに頼まれて君の護衛に来たのさ」
「ご、護衛…?」
リボーンのいい加減さに呆れながらマーモンはヒョイッと立ち上がり、スクアーロの隣へと立った。
「君、気付いていないかもしれないけれど今もこの学校の敷地内から狙われているよ」
「え…?」
「なぜか知らねぇが、ボンゴレ10代目に現在多額の賞金がかけられてんだぁ
それで、その賞金を獲得すべくお前さんは狙われてるってわけだ」
「なにそれすごい迷惑行為!」
「その賞金かけた奴ってのは、誰だか分からないんすかリボーンさん」
「今、それを調べている最中だ
調べて居場所突き止めてーってなるとおそらく1週間位かかるかもしれねぇ
本来なら、お前達で始末しろ…って、言いたいところだが…9代目からのお達しが来てな」
「9代目から?」
「"まだ若くて中学生なんだから、今は勉学に励んでほしい"だとよ」
「9代目…」
「そんで、"高校卒業したらこっちへいらっしゃい"だとよ」
「いや、いきませんけど?!
…というか、俺、さっきから気になってることがあるんだけど…」
ツナは先程から気になっていたのか、マーモンにチラリと視線を向ける。
「ムム、なんだよ」
「あの、マーモン…」
「君って、女の子だったの…?」
→