嫉妬と葛藤


「…お金払ってくれるなら、ある程度のことはするけどさ…」

マーモンは自分が身につけた並盛中の制服のセーターに袖を通しながら呟いた。

「まさか、これを着ることだったとはね」

"ぷはッ"と顔を出してセーターの中に入ってしまった後ろ髪を出し、リボーンへと身体を向ける。

「おー、やっぱツナのでちょうどよさそうだな」

「これ、綱吉のだったのか…通りで準備までが早いはずだよ
というか、勝手に着て僕怒られない?」

「ツナがそんなん気にするわけねぇだろ
パッと見、ちょうどよさそうだけどどうだ?きついところとかは」

「きつくはないんだけど…ちょっと、ズボンが緩くて落ちそう…丈は大丈夫なんだけど」

「緩い…?」

ズボンがずり落ちないようにと持ち上げながらマーモンが言うと、リボーンは近付いていきバッとセーターとシャツを捲り上げる。
その行動にマーモンはピシッと身体を強張らせてしまい、リボーンをジッと見つめた。

「あー…お前細過ぎてウエスト足らねぇんだわ
ちゃんと飯食ってんのか?」

「…」

「おい、聞いてんのかマーモン?」

「…いや、うん…聞いてるんだけどさ…
流石にそう躊躇なく捲られるのも恥ずかしいんだけど…」

「は?なに言って…」

恥ずかしがるようにススーッとマーモンがリボーンから視線をそらすと、訝しげな表情を向けるリボーンだったが、目の前にあるマーモンの腹部を見て気付いたように言葉を止めてゆっくりと捲っていた服を下げた。

「あー…すまねぇ、これは俺が悪いわ」

「大丈夫…同じ男同士だし、そこはまぁ…」

「…つーかウエスト
話遮っちまったが、本当に飯食えてんのか?」

「ムムッ」

少し2人の間に気まずい空気が流れるも、それを払うようにリボーンはマーモンの腰を両手で優しく触れ、ウエストの細さを確認しながら声を掛ける。

「む…ふふ…くすぐった…」

「ここにいる間、ママンにたくさん作ってもらってたくさん食わせるか
ママンの料理うまいからな」

「わ、わかったからもう触らないでよ…んふふ…ッ…あ」

わさわさと触れられくすぐったさから声を漏らしてしまい、ズボンを抑えていた手の力が抜けてそのままズボンがずるっと落ちてしまう。

「あ…もう、ほら着替えるから離し」

「リボーン、俺の制服持ってったけどいったい何して」

マーモンが落ちた制服のズボンを拾い上げようとした瞬間、ツナが部屋の中へと入ってきて目の前の光景にぴたりと動きが止まってしまった。











「…わぁぁぁ!マーモン!見えてるから早くズボン履いて!!」

「…なにをそんなに慌ててるのさ、君は」











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