近くにいるのに少し遠くて


「…そういうわけで、君がいない間は特に問題なかったよ
今日の会合の方もね」

ベルの部屋からスクアーロの部屋へと移動をし、ここ最近のアジト内の状況と今日の会合についての連絡を簡単にマーモンは口頭で伝え、スクアーロはそれを黙って聞いていた。

「あと、書類整理も今週締め切りのやつは終わってる
任務の調整は君の意見も聞きたいから、そこは今からー…って、君帰ってきたばかりだから…これは明日にしようか」

「…」

「…ねぇ、聞いてるスクアーロ?
流石に返事の1つ欲しいんだけど」

「…とりあえず、会合と書類の件は助かったわ…ありがとなぁ」

なにも反応を示さなかったスクアーロだったが、マーモンに言われると礼を言いながらマーモンの頭へと手を伸ばしてわしゃりと軽く撫でる。
しかし、その直後にギロリと鋭い目つきで見つめられてマーモンはビクッと肩を跳ねさせた。


…あ…これ…完全に切れてる…。


「…えっと…僕…とりあえず…報告も済んだし…一旦部屋戻」

「ゔぉぉい、まぁ、待てよマーモン」

座っていたソファーから立ち上がろうと腰を浮かすと、肩をガシッと力強く掴まれてそのまま再びソファー座らされてしまい、マーモンはダラダラと冷や汗を流しだす。

「…なにかな、スクアーロ
僕、シャワーまだ浴びてないし…浴びたいなぁ…なんて」

「奇遇だなぁ、俺も帰ってきたばかりでシャワー浴びてねぇんだ」

「そ、そう…ならお互いシャワー浴び」










「ちょうどいいから付き合えや…マーモン」

「…ひぇッ」










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