口が裂けても言うものか
「…しっかし、そこまでお前が俺の事好きだとはな…はっきり言って、意外だった」
「ッむ…ちょっと…」
マーモンの上に覆いかぶさったまま、リボーンはにやにやとしながら見下ろし、チュッと頬へとキスを落とす。
それにマーモンは少し身動ぎをしながら頬を赤らめた。
「お前、いつも素っ気ない態度だったしな
自分で言うのもなんだが、正直な所無理やり付き合わせてるかと」
「…あのさ」
「あ?なん…」
そこまで言いかけると、マーモンが少し状態を起こしリボーンの胸ぐらを掴んで引き寄せ、そのままの勢いのままお互いの唇が重なり合い、リボーンは軽く瞳を見開いた。
少しの間、唇は重なり合っていたがマーモンが胸ぐらを掴んでいた手を緩めると惜しくも離れてしまう。
「…好きじゃなかったら…こうして…キス、とかしないんだけど…」
「…ッ…お前さぁ…」
「…これじゃ、生殺しだろうが…くそが…可愛いことすんじゃねぇ…」
「…そのくらい、我慢しなよ」
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