口が裂けても言うものか
「…お、マーモンじゃねぇか」
「…なんだ、リボーンか」
ボンゴレ本部内にて。
スクアーロにお使いを頼まれたマーモンがとある部屋から姿を現すと、ふと背後から声をかけられて振り返る。
すると、そこにはリボーンの姿があり、マーモンは歩こうと一歩踏み出していた足の動きを止めた。
「久しぶりだな、2ヶ月ぶりか?」
「…そうだっけ?」
「なんだ、ずいぶん素っ気ないじゃねぇか」
リボーンと前に会った日が思い出せない。
思い出そうとする姿にリボーンは少しムッとした表情を浮かべるとマーモンへと近付いて、少し屈んで顔を覗き込んだ。
「せっかく、恋人が話しかけたっていうのによ」
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