アルコール注意報
「…あのさ」
ベルは談話室のソファーで横になり、ぐったりと倒れているマーモンと反対側のソファーに腰掛けているスクアーロを交互に見ながら口を開いた。
「お前ら、昨日任務後にいきなり泊まりになって、夕方頃にやーっと帰ってきたと思ったらなにこの状況」
マーモンのいるソファーへと近付きながらそう言い、マーモンの顔を覗き込んでみると気を失っているようで口から魂が出かけているようだった。
「え、これ死んでる?」
「死んでねぇよ、昼まで起きてたからな」
今回の任務の報告書を作成しているのか、スクアーロはベルに目もくれずに書類とにらめっこをしており、ベルは"ふぅん…"と声を漏らす。
昼までって、そんなに任務かかってたのか?
それならマーモンがこの状態なのは納得だけど。
「大変な任務だったわけ?
お前とマーモンのコンビなのに」
「いんや、任務はそうたいしたことでもねぇ
夜中には終わってたしな」
「…?」
なおさら意味分かんね。
「え、ならなんでマーモン死んでんの?」
「だから死んでねぇっての
ただ…」
「…ただ?なんだよ」
「俺の気持ち疑ったから、仕置きしただけだ」
「…スクアーロ」
「…それ聞かされた王子の気持ち、考えてくんね?」
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