いつから抱いた恋心


「…マーモンちゃん、ずっとスクアーロに付いてるわねぇ」

虹の争奪戦が終了し、早数日…。
怪我人が多数集まるこの病院に無論、怪我をしたヴァリアーメンバーもここにいた。

ルッスーリアはスクアーロが横たわっているベッドの側にずっとついているマーモンを病室の扉付近で見ながら呟いた。

「仕方なくね?隊長今心臓無くてマーモンの幻術ねぇと生きてられねぇんだからよ」

ルッスーリアの言葉に近くの椅子に座りながらお菓子を食べているベルは答える。

「そうは言っても、元の姿に戻ってからもう眠らずにずっとよ?
少しは休んだほうが」

「あいつ、1週間位なら寝なくても余裕だから大丈夫じゃね?」

「美容に悪いじゃない!なおさら寝なきゃ!」

「あんま騒ぐとボスに怒られんぞ、オカマ」

「あらやだ」

ベルの指摘にルッスーリアはハッとした表情をして口を閉ざした。

「…それに、どーせ今あいつに言ったところで聞かねぇよ」

静かになったルッスーリアをよそに、ベルは瞳を細めながらマーモンの背中を見つめた。







   


「あいつ、意外に考え込むタイプだから」










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