眠たげな瞳に映るのは?
「…ねぇ、ベル」
「んー?」
マーモンはゲームのコントローラーを握り操作をしながら、隣に座って同様に操作をしているベルへと声をかけた。
ベルはテレビに目を向けたまま、マーモンからの呼び掛けに返事をする。
「1つ聞きたいんだけど」
「いーけど、なんだよ?」
「あのさ、スクアーロの事起こしたらキスされたんだけどどういう意味だと思う?」
「んぐふッ!」
その瞬間、ベルは驚きからなのか吹き出して操作をミスってしまいベルが操作していたキャラがやられると"あ、勝った"とマーモンが呟いた。
「約束通り、パンケーキはベルの奢りね」
「ッ…お前さぁ、変な冗談言って邪魔すんの無しだろ!
さっきのはノーカン!奢るけど!」
「冗談?冗談じゃないんだけど
というか、奢ってはくれるんだ…」
コントローラーをテーブルに置き、飲み物の入ったグラスを手に取り一口飲んだ後にマーモンがそう言うと、ベルは"はぁーッ!"と息を吐きながらコントローラーをポイッとテーブルに投げるように置いた。
「お前ら付き合ってるじゃん?なら別によくね?」
「そうだけど…だからって起きがけにそういうことする?」
「あれじゃね?朝の挨拶的な」
「挨拶ならほっぺじゃない?」
「なに?お前はキスされて嫌だったわけ?」
「ムム…」
ベルの言葉を返し続けるとめんどくさそうな顔を向けられてしまった。
「別に、そういうわけじゃないけど…」
「つーか、王子にそういうこと聞く自体意味ないって分かれよ
オカマに聞け、オカマに
こーいう恋愛?の話はあいつ好きだろ、たぶん」
「やだよ、そういうの話すの恥ずかしいし」
「俺はいいのかよ」
「いいんだよ、ベルは
君とは一番付き合いが長いからなんでも話しやすいのさ」
「ふぅん…」
頬杖をついてそっぽを向いてしまうベルの顔を覗き込もうとすると、"見んな"と言いながら額をペシッと叩かれてしまう。
「いたッ」
「もっかい聞くけど、キスが嫌なわけじゃねぇんだろ?」
「…まぁ、嫌じゃない」
「んじゃ、キスした理由を知りたいってこと?
それならもう本人に聞けよ、あの鮫に」
「い、いやいや…そんなの聞けるわけないだろう?」
「なんで?」
「なんでって…」
ベルに問われて口を開こうとすると、うまく開かずにススーッとベルから顔をそらして自分の指と指を組み、ぽつぽつと言葉を零す。
「…は…恥ずかしいじゃないか…」
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