眠たげな瞳に映るのは?
コンコンッ。
「スクアーロ、マーモンだけど」
シーン…。
「ムム…」
スクアーロの扉の前へとやって来たマーモン。
中に入ろうとノックを数回行って中にいるであろうスクアーロへと声を掛ける。
しかし、中からの返事はなくマーモンは首を傾げた。
おかしいな、いつもならすぐに返事くれるんだけど。
もしかして外出中かな。
ドアノブに手を伸ばして回そうとするも回ることはなく、鍵がかかっていることがわかる。
鍵もかかっている、と…なら不在か。
そう思いながらスッと指差しから霧が発生し鍵穴の中へと入っていく。
すると、数秒後にガチャリとドアノブ近くから音が鳴り、回してみるとそのまま扉が開いた。
報告書だけでも置いて帰ろう。
それか、書類が溜まっていたら少し整理しとかないと…。
扉を閉めて鍵をかけ、部屋の中をゆっくりと歩いていく。
いつもスクアーロが書類を置いているデスクにはいつものように書類が山積みになっていた。
「今日はスクアーロ、出かける予定とかなかったはずなんだけど…まぁ、いいや
そのうち帰ってくるだろうし少しでも…」
すると、ふとソファーになにかが横たわっているのに気付いてチラリと視線を向けてみる。
「…あれ、スクアーロ…」
よくよく見てみると、スクアーロが横たわっていることに気付いた。
全然気付かなかったな。
そっと起こさないように近付いて顔を覗き込むように隣でしゃがみ込む。
マーモンがいることに気付いていないのか、スクアーロは微動だにせず眠ったままで、時折寝息が聞こえてくる。
ずっと書類整理して休憩中かな?
ここで寝てたら身体痛めるだろうに…。
「…スクアーロ、起きて」
「…あ"…?」
肩に手を伸ばして少し揺すりながら声を掛けると不機嫌そうな声を良漏らしながら眉間に皺を寄せてゆっくりと瞳を開けたスクアーロ。
スクアーロは寝起きな表情で天井をぼぅっと見上げている。
「君、ここで寝てると身体痛めるからベッドで寝なよ
その間、僕が書類整理するから」
「…」
ひょこっと天井とスクアーロの間に入り込むように顔を覗かせるも、スクアーロは話を聞いているのかいないのか未だにぼぅっとした表情でマーモンを見つめていた。
…まだ寝惚けてる…?
「スクアー」
反応のないスクアーロに再度声をかけてみるとスッと手を伸ばされて後頭部に手を回される。
その行動に驚いているとそのままぐッと引き寄せられてそのまやお互いの唇が重なった。
…え…。
「…顔洗ってくる」
唇が離されるとスクアーロは上体を起こして立ち上がるとそのまま洗面台がある方へと歩き出し、パタンと扉が閉められる。
「…」
その場にぽかんと1人取り残されたマーモンはきょとんとしながら自分の唇に触れた。
「…なんで今、キス…?」
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