飲酒注意報


「アルコバレーノ男性陣で飲み会…ですか?」

とある日。
風のスマホにかかってきた一通の電話。
風は電話の主であるリボーンからの言葉を復唱していた。

『そうだ、どうせお前暇だろ?』

「そうですね、たまにはそういうのもいいでしょう
しかし、なぜ男性陣のみで?
ラル·ミルチとユニは呼ばないのですか?」

『ラルはどうせ呼んだ所で来ないだろうし、流石に未成年のユニがいる前で飲むのはな
保護者がうるさそうだから、2人はまたの機会にって事で』

「あぁ、なるほど」

『それに、たまには飲むだけってのもいいだろ?
男共で気兼ねなく
騒いでもいいようにホテル一階毎借りたから、そのまま一泊も出来る』

「ホテル一階毎…相当かかったんじゃないですか?」

『んなことねぇよ、はした金だからな
ちなみに今日だ』

「唐突ですねぇ…貴方らしいですが」

『来れるか?』

「大丈夫ですよ、行けます
あとで場所、送ってください」

『あぁ、わかった』

「しかし、アルコバレーノ男性陣とは…
スカルやコロネロはともかく、ヴェルデは来るんですか?」

『来るぞ、あいつの場合研究所爆破するって脅したら了承してくれたからな』

「あまりそういう乱暴な事は褒められたものではないですね」

『ちなみに、マーモンも"確保済み"だ』

「おや、マーモンも参加するのですね
彼が参加するとは…ん?」

ふとリボーンの言葉が引っかかる。










「今、"確保済み"って言いました?」

『言った』










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