いつまで経っても慣れなくて
「ただし、彼や周囲の人間に危険が及びそうな場合は手出しをさせてもらうよ」
リボーンへと向き直り、左手の指を"パチンッ"と鳴らした瞬間、赤ん坊の姿のマーモンが数体姿を現した。
「沢田綱吉がいる、この中学校にこの子達を数体設置をさせるから」
「それはいいが、雲雀に気付かれないように気を付けろよ」
「あぁ、分かっているさ
さてと、それじゃ僕は彼の周囲を張りに行くよ
君はさっさと帰るんだね、いたところでどうせ手出ししないんだからさ」
赤ん坊の姿をしたマーモン達はその場から瞬時にいなくなり、マーモンの身体を霧が包み込むと次の瞬間には、並盛中の制服を着て、眼鏡をかけた男子生徒へと姿が変わっていく。
「マーモン」
「ム?」
「俺にも、幻術かけてくれ」
自分を指差しながら言うリボーンに、マーモンは嫌そうな表情を浮かべた。
…幻術かけてくれ、って…。
「…一応理由は聞くけど、なんで?」
「そりゃ、ついていくからに決まってんだろ
一応、ツナや他の奴等がどういう対応をするのか確認してぇし
あと、お前が痺れを切らして手を出さないかの見張りも兼ねて、だ」
「…」
…どうせ、こう言い出したら聞かないだろうしな…。
むしろ、ここで拒否したら長引きそうだし、めんどくさそうだ。
「…追加で振り込んでおいてよ」
少しの間考えた結果、マーモンはめんどくさそうな口ぶりで言った後に、再度指を鳴らすと、リボーンの身体が霧に包まれていき、数秒後には背の高い男子生徒へと変わっていた。
追加でお金が入るのはいいものの、こうも奴と一緒になるのはな…。
まぁ、今日限りの辛抱。
それに、学校という環境下の中、下手なことはしないだろう。
「…はぁ」
「なんだ、そんなに俺と一緒にいれるのが嬉しいのか?」
校門に手を触れてため息をつくと、開けようとしていた校門を先に開けられてしまう。
リボーンに目をやると、"早く入れ"と入ることを促され仕方なく先に入った。
「どう考えたら、その考えに至るのさ
憂鬱すぎるがために出たため息だよ」
「まぁまぁ、そこまで難しく考えることはねぇ」
「…はぁ…仕方ない…」
「とりあえず、潜入しようか」
「あぁ、設定的には"カッブル"ってことでいいか?」
「…いや、男なんだけど…幻術の姿も」
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