頭の中では分かっているが


「…お風呂出たのはいいものの…風のやつ、どこに行ったんだ?」

お風呂から出て頭にタオルを乗せながら部屋の中へと戻ったマーモンは、風の姿が見当たらずにキョロキョロと見渡しソファーへと腰掛けた。

大浴場にでも行ったのかな、それならそれで別にいいんだけど…。

「結局、お風呂入ってもなにも思いつかなかったな…」

自分の髪をわしゃわしゃとタオルで拭きながら、深いため息をつく。

…風帰ってきたらどうしよ…。
とりあえず、ご飯食べて…そしたら…あとは寝るだけになるけど…。

「ッ…いやいや…もしかしたら風はそういうつもりないかもしれないし…
僕が勝手に思い込んでるだけ…」

って、そしたら僕相当な変態じゃん!!

ぶんぶんと顔を横に振り、脳内をリセットさせようとする。

「こんなの考えてるの風になに言われるか分かったもんじゃない…
いやでも、あいつの場合…喜ぶ…?いや喜ばれても困るけどさ…」

…だめだ、なんかこれ以上1人で考えてるとまた深く考え込んでしまう。
風のこと迎えに行こうかな…僕がお風呂場行ってからすぐに向かったとなると、そろそろいい頃合いかも…。

「…迎えに行こ…もうその後はどうにかなるだろう」

少し考え込んだ後にソファーから立ち上がり、マーモンは着ているパーカーのフードを頭に深く被った。

「…さて…」











風を探しに行くか…。











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