根本的な話だけれど


「な、なんで君がこんな所に…」

やばいところを見られた。

マーモンは冷や汗を垂らしながらリボーンからススッと少し後ずさる。

「そりゃ、ここ並盛だからな
ツナの家庭教師の俺としては生活圏内だし
そういうお前こそ、なんで日本にいんだ?」

後ずさるマーモンに少しムッとしたリボーンは後ずさるのに合わせて距離を詰める。

サッ。

ススーッ。

サッ。

ススーッ。

「…」

イラァッ。

マーモンが後ずさり、リボーンが近づきを何度か繰り返した後、イラッとした表情でリボーンはガッとマーモンの肩を掴んだ。

「おいこら、なんで避けんだよ」

「君、過去の自分の行いをよーく考えてから発言してくれる?
僕に対して碌なことしてないからね?」

「お前が避けるからだろが
…そんで、なんで日本にいんだよ」

マーモンの肩から手を離し、腕を組みながら問いかけるリボーンを横目に歩き始め、それに合わせてリボーンも歩き出す。

「君の所にも話があったと思うけど、こっちに雲隠れしようとしていたファミリーがいて、それを始末しに来たんだよ」

「あぁ、なんかそんな話があったな
ツナが狙われてるわけではないから特に警戒はしてなかったが
任務は終わったのか?」

「あぁ、案外早く見つかったからね…
それで、どうせイタリアに戻るのに急ぐ必要はないからゆっくりしようかなと」

「それはお疲れさん」

「…あ、そうだ
一応君にも用があったんだよね…嫌だったけど」

「あ?俺に用?」

「うん、ほら…君の任務に付き合った時があっただろう?
その時に借りたジャケット、日本に来るからって持ってきてたんだけど…
ここで会えると思ってなかったから、ホテルに置きっぱなしだ…」

今手持ちにそのジャケットがないことを思い出し、マーモンは小さく息を漏らした。

「あー…けっこう前のことだったからすっかり忘れてたな…
ならお前の滞在ホテルに取りに行くか」

「いや、君は沢田綱吉の家で待っててよ
今日は彼もいるかい?」

「なんだ、ツナにもなんかあるのか?」

「まぁね…ちょっと、野暮用」

「…お前、ツナに変な事するわけじゃねぇだろうな」

「するわけないだろう?」

「…まぁ、いい
それなら俺は先に家に戻ってるからあとから合流ということで」

「あぁ、どうせテレポートですぐに行くから君よりも先についてるかもね」

「それはそれで大丈夫だろ、ツナには電話しとくから
それじゃ、気をつけてこいよ」

「うん、またあとで」

自分が進んでいた道とは、ツナの家が正反対な為にリボーンは一度足を止めてマーモンに告げると踵を返して歩き出し、マーモンはその背中をジッと見送った。

「…さて」











「…リボーンが先に帰る前に、彼と話をしないとね」










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