根本的な話だけれど
「…」
…なんか…また考えにはまりそうだな。
骸と別れたマーモンは街中を腕を組んで歩きながら考え込む。
スクアーロも前に言っていたし、僕も自覚はしているけど…難しく考え込んでしまう。
まぁ、今までこういう経験がなかったから仕方がないとはいえ、この癖、どうにかしないとな。
「六道骸とのお話し合いは終わったんですか?」
小さく息を吐き、脳内をリセットしようとした時に不意に隣から声をかけられ、マーモンがチラリと視線を向けるとそこにはなぜか風の姿。
「…普通に現れるの、やめてくれる?」
「え、ならばどのように現れれば…」
「登場の仕方とかじゃなくてさ」
マーモンは道の端で立ち止まり、それに合わせて風も立ち止まった。
「君、なんで日本にいるの?
なにか用事でもあった?」
「え、ありませんよ?
貴方が日本に行くの知っていましたので、任務が終わりそうなタイミングで来ました」
「…」
なんで、さも当然のように言うんだ…。
「…雲雀恭弥の所に用かと思ってたんだけど」
「そう考えもしたのですが、予定立てていなかったのでおそらく迷惑になるかな、と」
「彼のことなら大歓迎じゃない?
君との勝負も、この前は不完全燃焼だったろうし」
「…うぐぐ…し、しかし…」
なにか葛藤をしているのか、風は声を漏らしながらギュッと瞳を閉じ始めし、マーモンはひょこっと顔を覗き込んだ。
「なんだよ、なにをそんなに迷ってるの?」
「…だって…」
風はマーモンの手に自分の手を伸ばしてギュッと上から優しく握りしめる。
「せっかくマーモンと…人目を気にせずにお付き合い始めてのデートができるチャンスなのに…」
「…は?」
風の口から出た言葉に、マーモンはぽかんとした表情を浮かべてしまう。
「…なにをそんな、大袈裟な…」
「大袈裟ではありませんッ!」
「ッむむ、ちょ、ちょっと」
口から零れ出た言葉に、風はつかさず反応をし、マーモンにズイッと距離を詰めマーモンは若干身を引いた。
「なにをそんなに興奮してるんだよ、少し落ち着いて」
「…やっと、貴方と想いが通じ合い、2人きりで外を堂々とデート出来るのです…
以前は、貴方が嫌がるかと思い踏み込んだデートが出来ませんでしたが…今は違う…」
「…風…」
真剣な眼差しと口調で語られ、マーモンは驚きながらも恥ずかしそうに視線をそらす。
こいつ、なんで…本当に…。
「…今は…」
「堂々と貴方に触れ、いちゃつきながらデートができるではありませんか…!」
「…君ってやつは…そんなことだろうと思ったけどさ…」
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