過剰摂取


「…はぁ…だめだな、僕…」

廊下を歩きながら深いため息を漏らし、ぽつりと呟いた。

今日はなんかもうだめだ。
頭痛過ぎて、考えられない…そういや、今日は糖分摂ってないな…。
いつもなら風が用意してくれてるから、自分で準備することを忘れていた。

スクアーロにも、変に気を使わせちゃったし。
あとでなにか埋め合わせしないとな…。

「…はぁ…」

何度目かわからないため息。
立ち止まり、壁に寄りかかって窓越しに外の景色を見つめる。
いつの間にか夜になっており、外は真っ暗になっていた。

…僕…。











「…どうしちゃったんだろ…」











…物思いにふけてちゃ、だめだな。

しばらくぼうっと外を眺めた後にマーモンは頭を軽く振り、自分の部屋へと向かって歩き出した。

今日はもう眠ってしまおう。
どうせ明日も任務はなく休みなんだ。
考えるのは明日でもいい…。

部屋の前につき、マーモンはゆっくりと扉を開けて中へと入り、扉をパタンと閉めた。

「…とりあえず、シャワーだけでも」


ガラッ。


「ムム?」

窓が開く音。
マーモンはローブを脱ぎながら顔を窓へと向ける。

「…あ」












「…こんばんは、マーモン」










そこには、いつも通り窓から入ろうとしている風の姿があった。











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