手に入れたいもの


「...とりあえず、退いてくれないかい?」

一向に退く気配のないリボーン。
マーモンは通帳を懐にしまいながら告げるとリボーンは眉間にシワを寄せながらマーモンを見下ろした。

「何言ってやがんだ、こうでもしねぇとお前逃げるだろうが
散々人の事を避けといてよ」

「ムム...いやだって、僕としては君と話すことはないからね
同じ組織内の人間だとしても、ヴァリアーは別だし
君からの連絡なんて」

「だからって着信拒否はねぇだろ
そのおかげで風に頼む羽目になっちまったしな」

「…そう、なら今後も風に連絡頼んでおいてくれる?
それか、重要な話ならボンゴレ本部から連絡して」

「なんだ、以前にも増してつれねぇじゃねぇか
お前の嫌いな風に頼むほどなんて、相当だな」

「それは...」


…あ。
 

リボーンがだんだんと顔を近付けてきてふと唇が目に入り、マーモンはふと顔をそらした。
その反応を見逃さなかったリボーンは口角を少しあげてニヤリと笑みを浮かべる。

「...なぁるほど?俺とのキスがそんなに忘れられなかったのか」

「…まぁ、そうだね
忘れられてないよ、くそが」

「ほぉ、素直に言うじゃねぇか
まぁ、童貞処女のお前にはキスは過激だったか?」

「下品な言い方するなよ、まったく
避けていたことは謝るからさっさと退いて」

リボーンを自分の上から退かそうと肩に手を置いてグッと押すもびくともしない。

くっそ、リボーンも身体鍛えてるからな…。
女にモテるためだからなんだかわからないけど、なんで男って奴等は無駄に筋肉付けたがるんだ…。
同じ男だけど理解に苦しむ。

「そういや...」

リボーンはふと回りを見渡しながら声を漏らす。

「今日は風と一緒じゃねーのか?あいつお前にべったりくっついてんのに見当たらねぇが」

「あぁ、僕は任務帰りでここに直で来てるんだよ
だから今日は風とは別行動ってわけさ」

リボーンの言う通り、風は今日のこの集まりも僕についてこようとしていた。
だけど、この集まりの前に簡単な任務が入っていたため、今日はあいつとは別行動。

「…って、僕とあいつを1セットで考えないでくれる?」

「...なら、風がいつ来るかも知らねぇと?」

「あのね、なんで僕があいつのことをそんなに知ってると思うのさ?
あいつが僕のことを知ってるのならまだしも」

「特に意味はねぇよ、そうか...今あいつはいねぇのか...」

「さっきからなにを...むぐっ!?」

リボーンはなにやら考えながら呟くと怪しい笑みを浮かべながらマーモンの頬を掴んで顔を近付け、唇を奪う。

「んん!んむーッ...ぅッ?!」

すぐに離されると思っていた唇はいつまで経っても離されることはなく、苦しくなってきたマーモンは唸り声をあげ、酸素を欲して口を開けると待っていたかのように舌が入り込んでくる。

「ッぁ、む...あ」

舌を絡めとられお互いの舌が絡む感覚にゾクリと背筋が震え、初めての感覚に戸惑いながらマーモンはギュッと瞳を閉じる。
ようやく大人しくなり、ビクッと体を跳ねさせるマーモンの反応に気を良くしたリボーンはスルリとマーモンの服の中に手をいれ体のラインを指でなぞりだす。

「はぁッ...や、やめ...」  

「ッふぅ...なんでやめるしかねぇんだよ
それにお前だってこんな顔してるのによ」

ペロリと舌なめずりをしながらマーモンの唇を指でなぞる。


ッこいつ…!


マーモンはその指をガブッと噛むとギリギリと力を込めた。

「いてぇな、離せよ」

「きみが、やめればはなひへやふよ」

「そうか、やめる気ねぇからしかたねぇな」

「ぐッ!!」

スゥッと瞳を細めながらマーモンの口内に人差し指と中指をねじ込んで舌を捕まえると指で舌を愛撫し始める。

「あッ...ぁ、あ」

指を入れられているために口を閉じられず口端から唾液がツーッと溢れてくる。リボーンはニヤニヤとしながらマーモンの様子を眺めだす。

「お前がこういう顔をするってことあいつは知らねぇんだろ?俺が一番ってわけだ」

「ふぐッ、ぅ」

「おーおー、態度だけは一丁前に強気なこった
なにもできねぇくせによ」

マーモンがキッと弱々しくリボーンを睨み付けると、リボーンは口内に入れていた指を抜く。
指を抜かれマーモンは"ゴホッゴホッ"と数回咳き込み、荒い呼吸を繰り返す。

「はぁッ、お前、なにしたいんだよ...愛人いるんだしこんなことしなくても性欲処理位できるだろ」

「そりゃ、俺はお前よりモテるし愛人も四人いるから困りゃしねぇよ」

「なら、この行動は甚だ疑問なんだけど?」

「お前よ、ここまでされてまだわかんねぇのかよ
鈍いと言うかガキ過ぎると言うか」

リボーンはわざとらしく深いため息をつくとマーモンのフードを無理やり剥ぎ、露になった瞳を見つめた。



 




 
「マーモン、俺はお前のことが好きなんだよ」

「...は?」

 







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