口から出せないこの感情


「マーモン!!」

「?!」

パフェを食べ終える直前、不意に聞き覚えのある声で自分の名前を呼ばれ、マーモンは驚きから体を跳ねさせながら顔を向けると、変装のつもりなのか胡散臭い中華帽と丸いサングラスをかけた風の姿。

「え、あれ、なんで君がここに
てかなんだよ、その格好…」

「貴方、後つけられてるじゃないですか…おや、恭弥」

ひょこっと骸が顔を出して風を見てみると、その奥に席に座って飲み物を飲んでいる雲雀を見つけたのか骸が声を漏らした。

「どうやら、お互い後をつけられていたようですね」

「…君もなんじゃないか、油断してたから気配に気づかなかった」

「暗殺部隊たるもの、油断は厳禁では?」

「ここのパフェが食べられると思ったら…つい…」

「そんなことはどうでもいいのです!」

くわっと目を見開きながらなにやら深刻そうに言う風の様子に気圧されてしまい、マーモン"え、ぁ?"と不思議そうな声を上げる。

「とりあえず落ち着い」

そこまで言うといきなりガシッと風に腕を掴まれてしまい、なおさら混乱した表情を浮かべて風を見上げた。

「な」

「マーモン」










「今からデート、しますよ」

「…はぁ?」










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