君のいないこの時は
「…う…うむむ…いっ…」
頭のがんがんと響く痛みにマーモンはうっすらと瞳を開けて額を押さえた。
なんか、最近…こういう起き方多いような気が…。
「えっと…僕…確か…あれ…?」
そう思いながらふと視界に入った部屋の天井に疑問を抱く。
僕は確か…骸と一緒に風と雲雀恭弥の所に行って…それで…。
「風の姿…確認して…それから…ッ…むむ…だめだ…」
思った以上に、頭が痛い。
額をさすると、一部分が腫れているのかぼこっとした感触と一層の痛みが走る。
目だけを動かして室内を見てみると、どうやらベッドに寝かされているらしい。
…僕の予約したホテル…っぽいな…スーツケース置いてあるし…。
…風と雲雀恭弥はまだ戦っているだろうし、骸が運んでくれたのか?
「…骸、いるかい…?」
おそらく骸がいると考えたマーモンは名前を呼んでみるも返事はない。
まぁ、協力関係は解消になったんだ。
僕だけを運んで帰ったのかも。
「…それにしても痛い…本当、あの時なにが起こったんだ…」
ガチャッ。
不意に聞こえる扉が開く音。
「…誰?もしかしてむく…」
視線だけ扉の方へと向けながら声をかけ、マーモンはそこにいる人物の姿を見て黙ってしまった。
「起きましたか、マーモン」
「…風」
→
