気付いた時には此処にいて


「やはり元日は人がたくさんいますねぇ
マーモン、私の手を離さないでくださいね」

隙間なんて見えないほどに賑わっているここ、ジャッポーネにある神社。
老若男女問わずに、やはり元日ということもあってかたくさんの人がおり、はぐれないようにと風はマーモンへと声をかけて握っていた手の力を更に強める。

「…ねぇ、風」

「はい、なんですか?」

いつも履いているブーツとは違い、履きなれない草履に慣れない足取りでゆっくりと歩き風へと声を掛ける。
その呼び掛けに風はいつもの優しげな笑みをマーモンへと向けた。










「なんで僕、ジャッポーネにいるのかな?」










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