貴方に捧げる私の( )
「…まぁ、そういうわけで僕は彼からの任務を引き受けた、というわけさ」
「…」
説明を一通り終えたマーモンから視線を向けられ、風は納得いかないような表情を浮かべているとマーモンは小さく息を吐いていた。
おそらく、自分の態度からして納得がいっていないことを察したのだろう。
「あのね、風
君が僕の事を好いていて、異常な程に独占欲が強いのは分かっているよ
だけど、僕が受け取った任務に口を出すのは違うと思うんだ」
「…それは、わかっています」
少し強めの口調で言われ、風は返事をしながらマーモンの隣へと腰掛ける。
「貴方には貴方の生活があることは重々承知をしています
それを理解した上で、私は貴方と結婚をしていますし」
「おい、勝手に記憶を改ざんするな
結婚も何もしてないんだけど」
「…ですがマーモン、貴方覚えていないのですか?」
ソッとマーモンの手に自分の手を重ねた風は真剣な眼差しでマーモンを見つめた。
自分のその表情で只事ではないと感じたマーモンだったが、少し間を開けて首を傾げる。
「…覚えてないって、なにをさ」
…やはり、覚えていないのか。
この前のリボーンの態度で、少しは分かっているのかと思っていましたが。
…しかし、仕方がないのかもしれない。
彼は過去の出来事を思い出したくないようでしたし。
…だからといって、見逃すことは出来ません。
「本当に、覚えていないのですか?」
「だからなにがさ、別に忘れてることなんてないと思うけど」
「…マーモン、貴方」
「過去にリボーンに、手を出されかけていたことをお忘れですか?」
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