貴方に捧げる私の( )
「やはり性転換願望が…」
「人の話を聞け、さっきも言ったけどそれは違うから」
「しかし、そう簡単に手術なんてできるんですか?
貴方と会っていない3日間でそんな」
「あぁ、それはヴェルデの薬のおかげでね
一粒飲めばあら不思議、寝て起きた後には性転換が終わってるって代物さ」
そう言いながらマーモンは懐から薬の入った小さなケースを取り出して試しに一粒出して手のひらにのせると風へと差し出した。
風はそれを手にするとジッとよく見てみる。
見た感じ、普通の錠剤にしか見えない。
「効果はだいたい3〜5日って言ってたかな
昨日の夜飲んだから早くて明後日には効果がなくなって3日間くらいかけて元の性別に戻ると」
「随分と曖昧ですね
彼ならもう少し正確な日数を伝えるでしょう?」
「これは本当に試作の試作でね
僕が無理言って急遽作らせた」
「作らせた?」
「あぁ、それがリボーンの任務の話に繋がるんだけど」
「そういえば、内容を聞いていませんでしたね
一体どのような内容なんですか?」
「…」
マーモンはチラリと風を一瞥すると口をゆっくりと開いて言葉を発した。
「リボーンの恋人役さ」
「リボーンに断りの電話入れときますね」
「おいこら、やめてよ」
スッとスマホを手にして耳に当てる動作を風がすると、マーモンは風の腕を掴んでそれを制すると不服そうな表情を風は向ける。
「僕が受けた任務にそう口出さないでくれる?」
「しかし、これは流石に黙って見てられませんよ
自分の妻が他の男の恋人役になるなんて」
「君のその発言にも慣れたけど否定はするからな」
「そもそも、なぜそのような任務を…」
「あぁ、それなんだけどね…」
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