貴方に捧げる私の( )
「リボーンの任務の付き添い…ですか?」
「あぁ」
着替えを終えたマーモンはソファーに腰掛けながら簡単に風に説明をした。
「この前の飲み会の時に頼まれていてね
それの前準備といった感じ」
「前準備…」
風が用意しておいたレモネードの入ったグラスを手にするマーモンをジッと穴が開くのではないかと言うほど風は見つめる。
ですが、それと先程のマーモンの体つきはどういった関係が…。
胸があって、ウエスト部分が少しくびれていて…いつもよりも少し柔らかそうな感触…顔は、いつも通りの可愛らしいお顔。
…まるで、女性のような体つき…。
…女性…の…ような…。
「…珍しく困ってるじゃないか、風」
表情に出ていたのかマーモンは口元を手で隠しながら小さく笑みを浮かべている。
「そうですね…少し、困惑しています」
風は小さく息を漏らしながら自分の額に手を当ててマーモンの隣へと座った。
「…私が知っている貴方は、男性という認識でした
一緒にお風呂に入った時も、抱きしめた感触も男性そのもの…
なのに、なぜ今の貴方は女性の体つきなのですか」
「僕が幻術で女性の姿になっている、という事は考えないの?」
「初めはそうなのかと思いました
しかし、貴方も分かっているでしょう?
私に幻術の類は通用しませんよ
それに、貴方の身体の感触や匂いを間違えるはずなどないです」
「発言が気持ち悪いな
…でもまぁ…君を騙せているのであればこれは成功というべきかな」
「…騙せている?」
マーモンの言葉が引っかかり視線を向けてみると、マーモンは自分の両手をジッと見つめていた。
「そのまんまの意味さ」
「今の僕の身体は、男性から女性へと変わっている
俗に言う"性転換"というものさ」
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