日記(執筆裏話・日常)

主人公の設定が思いつくとき

2018/02/21 23:40
執筆裏話
こんにちは。神有です。

今回は以前のサイトでも仲良くさせていただいていた方からキャラ設定の仕方について聞かれたことがあったので、そのことを書こうかなと思います。

夢主キャラの設定になりますが、もし夢小説を描きたい!と思っている方がいるなら、キャラの設定を考えるヒントになれば嬉しいです。
※あくまでも神有の独自キャラ定義&設定の仕方になりますのでそこはご注意ください!


神有の設定の定義は下のようなイメージになります。
神有が作るのは原作沿いなので、パワーバランスが…!と囁いております。

■原作沿いで夢主を考えるとき
①最強にしない
②綺麗な人をイメージする
③近くにいることになるキャラが被らないようにする
④強い能力には副作用的なものを作る。

■その他気をつけていること
⑤原作に登場させる時期を見極める
⑥一人称を「おれ」を使わない(←OP作品では)

■なんとなくやっていること
⑦日々、自分が動かさなくてよくなるくらい設定を積んでいく


以下、解説!!

①最強・最弱にはしない
→原作沿いとして2次創作するときは、原作のパワーバランスを崩さないようにしています。
例えば、白ひげはルフィ達の時代では最強と言われていますよね。その白ひげを超える存在を作ろうとしたら、多少歴史をいじらねばなりません。
(多分そうしないと整合性が合わなくてワンピースらしくないものになると思います。)
なので夢主を考えるときはまず、このクラスには負ける(まだ勝てない)と線引きをするのです。どうにかしたら勝てるかもしれないが、現時点では勝てないとすることで夢主のパワーバランスが整いやすくなります。

もちろん、最強にすることはできます。私の作品でいうところの【吸血鬼】がそれに近いです。ただし、“人外”設定で、“人類最強”ではない、というところで調整しています。

最弱は登っていく過程を描くのが好きな人にオススメです。最弱?ではないですが、「僕らのヒーローアカデミア」の主人公の緑谷君なんかは弱い→強くなる過程がすごく気持ちよく、少年漫画らしく書かれていて好きです。

つまるところ、【少し強いけど、最強ではない】は夢小説に入れるにはいいパワーバランスなのではないかなーと自分的に思います。
少し強いと言うことは簡単な敵なら倒せますし、強い人相手なら挫折もし、そのおかげで成長することができますからね。こう夢主になった自分も一緒に成長してる気分とか味わえたら嬉しいですし。



②綺麗な人をイメージする
これは単純にモチベーションです(笑)。書く気になる姿をイメージします。私は美人さんが好きなので、比較的キレイ目の方をイメージするようにします。
ここは自分がやりたいようにすれば良いと思いますが、夢小説ではキレイ目キャラは比較的受け入れられやすいとは感じています。



③近くにいることになるキャラが被らないようにする
これはわかりやすいですかね。原作キャラに似てしまうと、夢主の味がなくなります。やはり原作のキャラの威力はすごいので、それに釣り合う姿や性格を模索します。

ポイントとしては関わる範囲のキャラをイメージすることですかね。

例えば【渡り鳥】であれば、麦わらの一味や(彼自身もルーキーなので、)他のルーキーと関わる機会が比較的多いです。最低限その辺りとは被らないようにします。
まぁ、正直ブルックと敬語キャラが若干被っているのですが…夢主キレイめだし、落ち着いたキャラだし、マジシャンだし……ということで違いを出せていると思っています。



④強い能力には反作用を作る
これもパワーバランスを考えた結果です。強すぎるとしらけてしまうので、その場合はキャラの個性や能力、性格に何かした負荷をかけるようにしています。

例えばOP小説【渡り鳥】だと、声の能力はめちゃ強いです。これだけで完全パワーバランス崩壊。おもろないやん!ってなるので、使用するととても疲れること、あと夢主自身使いたくない理由があることなどの要素が加わっています。

あと、まだ移行できていない【ゼロ】も強い部類なので、能力に条件をかけたりしています。



⑤原作に登場させる時期を見極める
登場時期はその夢主の強さや、自分が原作のどのあたりでこの夢主のストーリーを山場に持っていきたいかで変わりますが、神有的には“自分が飽きないところ”からスタートするのをお勧めします。
あと、“夢主のメインストーリー”がどこで始まるかも、時期を考えるのに大切です。

例えば、夢主のメインストーリーが2年後なのに、原作の最初からということになると、かなり長い間原作をなぞることになります。正直、飽きます。自分が飽きるものは読んでくださる方も飽きます。

なので、自分の夢主はどこでメインになるのか、そこをイメージすることが大切と感じています。



⑥なるべく一人称「おれ」にしない(←OP作品では)
ワンピース読んでたらわかるのですが、男性キャラはほぼ「おれ」と言っています。一人称を変えるだけでもキャラを分けることができます。

ここの作品では
【渡り鳥】【ゼロ】【郵便屋】のシロが「僕」
【吸血鬼】が「我」
【狂人】【郵便屋】のクロが「おれ」

となっています。
キャラ的に「おれ」でないとあかんキャラはいますので、そこは仕方ないです。また漫画やイラストなど絵にできるならきっとこの制約もいらないでしょう。私は文字書きなので、手っ取り早く被らないようにと思って心がけています。



⑦日々、自分が動かさなくてよくなるくらい設定を積んでいく
あとは楽しい妄想タイムです! 固まっているなら物語を書いてもいいですが、とりあえず妄想で自分が考えたキャラを原作に落としてみてください。誰かとの会話でもいいです。
また長編を書く前に短編を書くのもお勧めです。
何でかというと、キャラの性格のブレが減ります。漫画家さんの絵が回を増すごとにキレイになるのと同じように、キャラを動かせば動かすほどキャラが決まってきます。
なので物語を書いている時以外にも、こんなこと言いそうだとか、こういう場面が似合いそうだとか、日々妄想してください。

あと、物語を書くときになんかセリフが出てこない…!!ってなるときは大方キャラがぶれています。
なので、そのときは一旦書くのをやめて、キャラになりきっていいそうな言葉(言い回し)を考えてみてください。
それでも出ないとか上手くいかないのであればシチュエーションを見直してみてくださいね。


以上、長くなりましたが、辺境物書きのキャラ設定の仕方でした。
どうぞ良い執筆ライフを!!

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