拍手アンケート第三弾
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『おまけらしいよ』
「まさか、呼んでもらえるとは恐縮です」
「って何だよこのメンバーは!!?」
【ゼロとたしぎとウソップ in海軍本部】
「そして、何で海軍本部なんだ!!おれは海賊だぞ!!」
ブーブーと文句を言うウソップ。
『え。仲間を迎えに来たついでじゃないの?確か、ロロノアクンが本部をぐるぐるしてるからって』
「な!!ロロノアがここに来てるんですか!!」
「『!?』」
「あ、すいません。つい……」
「おいおい、今日は安全って聞いたから来たんだぜ!!それにもうゾロは帰ったよ」
『だそうだよ、たしぎクン』
「…はい」
「……。(……ヤベェ、ナミから海軍の情報を仕入れて来いって言われてんだ。こいつからなんか聞き出さねェと…おれが殺されるかもしれねェ……!!)」
「あなた大丈夫ですか?顔色悪いですよ」
「な!!何にもねェよ……!!」
ウソップはダラダラと冷や汗をかく。たしぎは怪訝な顔でウソップを見た。
『ねェ、お菓子食べながらでいいかい?さっきたくさんもらったんだ』
「…てめェは相変わらずマイペースだな!!ってかすでに食べてんじゃねェか!!!」
板チョコをかじりながら尋ねて来たアルトにビシッと突っ込みを入れるウソップ。
『……あ。まぁ、固いことはなしで。チョコ食べる?』
「……いらね」
「あ、ありがとうございます!ところで何をお話しますか?」
『何がいいかなぁ~』
「(チャンスだ!!)………よーし、このキャプテンウソップ様がお前らが日頃溜まっている愚痴を聞いてやろう。好きなだけ喋るがよい!」
「………(急に元気に……)」
『愚痴ねェ…』
「あー何でもいいぞ。そうだ上司についてはどうだ?例えば、お前の上司って煙野郎……」
「“スモーカー”さんです!!確かに煙の能力者ですが、そんな呼び方しないでください!!」
『まぁまぁ』
「スモーカーさんに対して愚痴なんてありませんよ……」
「言えねェだけじゃねェの?」
「!!」
『図星?』
「中将まで…!!そ、そんなことはありません。スモーカーさんはもの凄く厳しいですけど、評価はしっかりして下さる方ですし……。
怒鳴られる時は多少理不尽ですけど結局私が悪い訳で……」
「……。端々に愚痴が入ってるな」
『解らなくはないな。スモーカークンは下に好かれるタイプだよね』
「は、はい!!上官とは反りが合わないらしくて……。でも中将のことは信頼されてますよ」
『ヘェ…意外』
「ってかそもそもコイツ、信頼出来るのか?」
『あ、心外だな。僕だってまぁ…そこそこだよ』
「だから適当にはぐらかすなって!!」
「……。中将はどうですか?大将なんて私には恐れ多い存在なんですが、中将にとってはとても身近ですよね」
『まぁね』
「でもよォ、初めて青キジに会った時、大将とは思わなかったぜ」
『そうかい?ん~まぁ、赤犬サンや黄猿サンに比べたら仕事しないから見えないか』
「青キジってのはずっとあんな感じなのか?」
『あんな?』
「だらけきってる」
『ああ、そうだね。僕が見る限りでは9割そんな感じだ』
「ほとんどじゃねェか」
『ほとんどだもん。上官にするならスモーカークンの方がいいんじゃないかな』
「え!!?」
『スモーカークンは報告書は自分で書くのかい?』
「いえ…!スモーカーさんしか処理出来ない書類以外は私が。スモーカーさん、書類嫌いなので」
「それっていいのか?仕事だろ?」
「いいんです。私、書類整理好きなんで。溜めることはあまりありませんし」
『そうか、うらやましいな』
「?」
『それってまだ“仕事”するってことだろ?クザンクンなんか報告書を天井に届くんじゃないかってくらい積み上げから、ハンコごと丸投げしてくる。
しかもすぐに自転車でどっかに消えるしね。おかげで書類も捜索も僕に回ってくる始末で、本当に迷惑だ』
「「………」」
「中将はご自分の艦の書類は……?」
『もちろん、自分で処理してるよ。多いときはロールクンに手伝ってもらうけど、滅多にないな』
「青キジの他の部下はどうなんだよ」
『彼らは別に働いてることが多い。赤犬サンが仕事してるのを見る限り大将も暇じゃないハズだけど…』
「……なんか海賊のおれから見ても、青キジってのはダメ上司じゃねェのか」
『否定はしない。まぁ、1割いいから僕は構わないけど』
「1割?」
『フレイバー(ケーキ屋)に連れてってくれる』
「……いやいや、それって」
「(モノで釣られてますよ……中将!!)」
『そうだ、僕から質問していい?』
「おれにか?」
『ああ』
「……言いだろう!このキャプテンウソップ様を讃えると言うなら答えてやろう!!」
「讃える……??」
『“狙撃の島”ってどこにあるの?』
「「!!」」
『GLなのか、4つの海のどれかなのかわからないだ』
「中将、“狙撃の島”と言うのは…」
『そげキングクンの生まれ故郷らしいよ、たしぎクン』
「そげキング……?」
「待て待て!!こっち見んな!――いいか、海軍!」
『アルトだ』
「……いいか、アルト!!悪いが“狙撃の島”の在りかは語れねェ…!!!」
『えェ…!?じゃあどうやったらそげキングに会えるんだよ。キミの船にはいないんだろ』
「え、中将……??そげキングは、か…」
「違う違う。そげキングはおれの親友だ」
「??」
「って言うか、お前そんなにそげキングに会いたいのか」
『前にも言っただろ。“スナイパー”同士だから会ってみたいって』
「いやいや、お前ェ、スナイパーじゃねェし」
「……確かに。中将は近接のエキスパートですよね」
『心意気はスナイパーだ…!!』
「「……」」
「……。まぁ、そげキングは例え敵であれ、お前みたいなファンに優しいんだ」
「『?』」
『どういう意味?』
「実は、今日ここに来てる…!」
『え!!本当に!?どこにいるの!!?』
「(中将のテンションが一気に上がった……!?)」
「ふふん。ちょっと呼んで来てやるから待ってろ」
『了解!』
ウソップ一時退室。
「……中将、嬉しそうですね」
『ああ!!楽しみだ。だって彼がエニエス・ロビーで見せた射撃の精度は憧れるだろ?しかも正体不明だし』
「……(正体ってあの鼻の長い彼では)」
「そげきーの島でー生まれたおーれーはー…♪♪」
「『!?』」
そげキング入室。
『そげキングクンだ!!』
「……」
「いやいやどうも、アルトクンにお嬢さん。私がそげキングだ」
「は、はぁ……」
『はじめまして!でも、僕の名前なんで…?』
「キミのことはウソップくんから聞いていたからさ」
「……(どう見てもさっきの…)。…あの、さっきの彼は?」
「ウソップくんは私に任せて自分の船に戻った」
「……」
『そうなのか。いいのかい?親友なんだろ?』
「構わないさ。目の前に私のファンがいると言うのであればな」
『!!そうなんだ、僕ファンなんだよ』
「ありがとう。そんなキミに今日はプレゼントを持ってきた」
『?……サイン!』
「ああ。この直筆のサインは世界に3枚だけだ」
「…(少なっ。と言うか中将はなぜ気付かない??)。あ、あの…中将?」
『ありがとう!!大事にするよ!!』
「……!!(ダメだ。目が輝いてる…!あれは信じ切ってる目だ。あんな輝いた目をした中将、見たことない…!!)」
「いやぁ、そんなに喜んでくれると私も嬉しい」
『それはそうさ。会えただけでなく、サインまでもらえるなんて!』
「ははは。そうそう。キミは私に会いたがってたらしいが、何か聞きたいことでもあるのかい?」
『聞きたいことと言うより、お願いがあるんだ』
「お願いか。言いだろう。この私になんでも言ってみなさい!」
『いいの?』
「ああ…!!なんたって私は狙撃の島のそげキングだからな」
『やった!!じゃあ、“戦って”欲しいんだ!!』
「!?」
「た、たたた戦う!!?」
『うん。僕、キミの狙撃と勝負してみたいんだ!!』
「うっ……!!」
「『!?』」
『どうしたの?』
「すまない…!!今狙撃の島から、島が超巨大てんとう虫に襲われていると連絡が入ったのだ…!!!」
「はあ……?」
『それは大変だ!』
「すまないが、私は帰らなければ…」
『僕も行くよ!』
「いや、それじゃ意味ねェ!!あ……ゴホン。――大丈夫だ。私に任せてくれたまえ」
『いいのかい?』
「ああ。大丈夫だ!戦いの件はまた今度で…」
『わかった。いつでもいいからね!』
「では、また会おう!!」
しゅたたたた!!!!
「(逃げ足早っ…!!)」
end
そげキング敵前逃亡……。これが書きたかったw
ちなみにサインの3枚の内訳はルフィにチョッパー、アルト。
たしぎは突っ込みだけどアルトが上官なので心の中で突っ込んでます。
⇒もう1個おまけ