拍手アンケート第三弾
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「はじめまして、だな」
『そうだね。と言うか僕、四皇に会うのがはじめてだよ』
「そうかそうか。おれが初めてか。運がいいな」
【赤髪とゼロ in海軍本部会議室】
『そうなの?“鷹の目”クンはそうは言ってなかったけど』
「?“鷹の目”の野郎はなんて言ってたんだ?」
『えっと…あいつは危ない。もっと他にいただろう。なんなら副船長にしろってね』
「……あんにゃろう。いいたい放題言いやがって!!おれよりベンの方がいいってのか…!!」
コンコンコン…ガチャ
「お頭、ここか?」
『!?』
「ベン?何でここに…!!?」
「いや、届け物だ。“鷹の目”がこれを差し入れとけって。…アンタ好きなんだろ?」
『僕に?』
ガサガサ…
『……あ、お菓子だ!!』
「菓子?」
「四六時中食ってるらしいな。チョコレートやアメがいいって聞いたから店にあるやつを一通り揃えて来た」
『こんなにたくさん!ありがとう!!えっと…』
「ベン。ベン・ベックマンだ」
『ベンクン!ありがとう!!すごく嬉しい!』
「……。(スゲェ嬉しそうな顔してやがる。さっきまで無表情だったのに…)」
「じゃあな、お頭。外で待ってるから後は上手くやれよ」
「……ケッ!いいとこ取りした奴が言う言葉かよ。さっさと行け!!」
「フッ……じゃあな」
『かっこいいな。なんか大人って感じだ』
「……目キラキラさせやがって。おれだってかっこいい大人なんだぞ」
『ふーん』
「信じてねェな」
『いただきますっ』
「(聞いてもいねェ…)。……にしてもお前、そんな菓子が好きなのか?」
『うん。大好きだよ!』
「ププッ……カギだな」
『(カチーン)……ガキじゃない。僕は大人だよ』
「ガキだよ、ガキ。菓子好きなんてガキの証拠だ」
『!!』
「怒ったのか?本当にガキだな」
『………。怒ってない…!!』
「プッ…ハハハハハハ!!!」
シャンクスは堪えきれなくなった笑いを吐き出した。腹を抱え笑い出す。さらにムッとするアルト。
「いやぁお前、面白いな。どっかの誰かを見てるみたいだ」
『……どっかの誰かって??』
「?ああ、ルフィだ。“麦わら”のルフィ」
『ああ。麦わらクンか』
「おっ、知ってるのか」
『まぁね。会ったことあるから』
「へェ…会ったのか。あいつ元気だったか?」
『ああ、凄く。仲間に誘われたよ』
「ハハハ。そうか海軍を仲間にしようとしたのか。あいつは相変わらずみたいだな」
『楽しそうだね。麦わらクンとは長い付き合いなの?』
「まぁな。でも、今も楽しいぞ。お前はルフィによく似てる」
『やめてくれ。僕はあの一族になりたくない』
「ハハハ、そりゃそうだ」
『それに僕は僕だ。誰かに似てるなんて思ったことないよ』
「……。そんなむくれんなって」
ガシガシとアルトの頭を撫でるシャンクス。
『むくれてなんかない』
「その言い草がガキなんだよ」
『……。僕、キミ“キライ”だ…!』
「なっ!!?」
『さっきからガキガキってバカにしすぎだよ!!』
「!!……お前!!」
『…触らないでくれ』
「そんな意固地になる必要ないだろ…。悪かったて言いすぎたよ。
ほら、かわいい子にはいじわるしたくなるって…」
『……(プイ)』
「話し聞いてくれよ!!」
end
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