拍手アンケート第三弾
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『お待たせしました!ゾロさん!!……あれ??』
【海賊狩りと渡り鳥 in海軍本部会議室】
『ゾロさんとの約束はこの部屋だったはずですが…』
30分後…
「ジン、いるか!!?」
『あ、ゾロさん!遅かったですね、何かありましたか?』
「……。なんもねェよ」
『…もしかして道に迷われていたのですか?』
「!!」
『(図星の様ですね)…案内の海兵さんはいらっしゃいませんでしたか?』
「居た。だが途中で消えやがって…!!」
『……。つまり海兵さんを見失ったんですね』
「……」
ゾロがバツが悪そうに顔を背ける。ジンはクスクス笑った。
『ゾロさんは本当にファンタジスタですね』
「ほっとけ…!ってなんでそれ知ってんだ!!?」
『フフ…失礼。ファンタジスタはナミさんにお聞きしました。どうぞ、お座りください』
「あいつ…!!」
少し不機嫌な顔をしつつ、ゾロはジンの向かいに座る。
『何はともあれ、無事ついて良かったですね』
「……まぁな。それにしてもなんでここ(海軍本部)なんだ?」
『ちょっとした成り行きらしいですよ』
「?」
『ゾロさん、ここにはお一人で?』
「ああ。みんなは船で待ってる。おい、酒あるか?」
『ええ。そう言われると思いまして、飲酒の許可を頂いておきました』
「ありがてェ。だが、海軍にわざわざ許可を取る海賊はいねェな。ほら、てめェも飲め」
『一応ですよ。頂きます…!』
「ゴク……ゴク……ぷはぁ!!なかなかいい酒じゃねェか」
『……フゥ。確かに、上物ですね。おいしいです』
「ところで、何を話すんだ?」
『そうですね。少し昔話でもどうかと』
「昔話?」
『ええ。今思い出したのですが、僕が麦わら海賊団で初めて出逢ったクルーはゾロさんでしたね』
「ああ。そういやそうか。崖で会ったな」
『はい。思えば、あの時も迷われていましたね』
「……っ」
『しかも僕を女性と間違えていらっしゃった』
「……根に持ってんのか…??」
『ははは。そんなことありませんよ。しかしこれくらいのイジワルは言わせて頂きたいですね。
あれだけ強制的に船に乗せたのですから』
「それはルフィに言え」
『フフ…でも実行犯は貴方ですよ、ゾロさん』
「船長命令だ…。まぁ、いいじゃねェか。旅は道連れって言うしな」
『確かに。しかしゾロさんやロビンならまだしも、
僕のことを何も知らない状態でルフィさんはよく引き込む気になりましたね。流石に驚きましたよ』
「あいつは気に入った奴はみんな引っぱり込もうとすんだよ」
『その様ですね。ゾロさんもルフィさんの勧誘で“海賊狩り”から“海賊”に?』
「まぁな。しかしありゃ半分脅しみてェなもんだったな。今となってはどうでもいいが」
『傍から見ても、ゾロさんとルフィさんは互いを信頼し合ってますもんね』
「まぁな。ジンも一味に入りたくなっただろ…?」
ゾロはニヤッと笑う。その笑みにアルトは苦笑した。
『……それはまだなんとも』
「あん?入るだろう?」
『どうでしょうか…。僕は“渡り鳥”。1箇所にはなかなか留まれない性格なので』
「……。まぁ、その強気がいつまで続くか見物だな」
『ははは。生憎忍耐は強い方ですよ。そしてお酒も。もう一杯よろしいですか?』
「おっ!言うじゃねェか!!じゃあ今日は飲み明かすか?おれは勝負には負けねェ…!!!」
『フフ…そのお言葉、とてもゾロさんらしい。しかし残念ですが今日はまだ対談が残っているのですよ』
「なんだおれで終わりじゃねェのか?」
『ええ、実は。おまけがあります』
「ヘェ、相手は誰なんだ…?」
尋ねるゾロにジンは人差し指を自分の唇に寄せる。
『それは秘密です』
「……」
『フフ…ゾロさん。最初に会った時と同じ顔になってらっしゃいますよ』
「!?…てめェが相変わらずだからだっ!!」
『ゾロさんも出逢った時からお変わりなく、驚いてくれますね』
「ふん、おれは変わらねェよ!とりあえず、対談が終わったら勝負するぞ!!」
『ええ、わかりました。その勝負お受けいたします』
「よし!じゃあ、おれは帰る」
『送りましょうか?』
「いや、いらねェ。道はもう覚えたからな」
ゾロは酒瓶片手にズンズンと力強い足取りで歩いて行く。
『……ゾロさん。出口への廊下はあちらですよ』
「!?」
end
この二人が会話するとちょっとジンが優勢気味。
飲み勝負にはナミも参戦します。
【ゼロ編】へは次のページ
【おまけ】へはP.7