拍手アンケート第三弾
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「フフッ。やはり読者はわかっているな」
『何を…ですか?』
【in海軍本部会議室】
「何をだと!?ジン、お前わからないのか…?」
『え、ええ。分かるのは、アンケートで貴方と話してほしいと言うのが圧倒的だったくらいでしょうか』
「それに気付いてんのに、これには気付かないのか?抜けているな」
『??』
「フゥ……仕方ないから教えてやろう。つまりこれはお前がおれの仲間になることを読者が望んでいるに他ならない…と言うことだ!!」
『……。その様なことは“一切”書かれていませんが…』
「“一切”を強調するな…!!お前は読者の心の裏を読めと言われなかったのか!!」
『残念ですが、ありませんね』
「フン。相変わらず、湿気た奴だ」
『ありがとうございます』
「……嫌味に礼か。捻くれてるな」
『嫌味を嫌味と断言する辺り、貴方はまっすぐですね』
「……」
『そう言えばロー、皆さんはお元気ですか?』
「なんだ、目の前のおれよりもいない奴らの心配か。つまらん」
『……そう言われましても』
「まぁ、いいだろう。あいつらは今宴会の準備をしてる」
『宴会ですか。何かいいことでもありましたか?』
「フッ…まぁな。知りたいか」
『知りたくないと言ってもお話になるのでしょう?ローはそう言う人です』
「フフ…流石ジン。よくわかってんじゃねェか」
『ありがとうございます。ところで理由は…?』
「ああ。実は今日、新しい仲間が入るんだ」
『お仲間ですか…!良かったですね』
「ああ、ベポも大喜びでな。鮭を取りに行くと言ってたぞ」
『ははは。ベポさんもお元気ですね。ロー達がそれほど喜ぶ方ならお会いしてみたいです』
「会うことならすぐ出来る」
『?“すぐ”ですか…?』
「ああ。なんたってその仲間は今、おれの目の前にいる、お前なんだからな…!!」
『……』
「おい」
『……』
「おい、無視するな。それになんだその“僕、ときめきすぎて意味わかんない(テヘッ)♪”みたいな顔」
『…言葉使いと前半のセリフには了承し兼ねます。しかし後半は気持ちにおおよそ沿っていますので、全否定は出来ないですね』
「否定しろ」
『そう言えば、ロー』
「何事もなかった様に流すな」
『実は医学書を手にいれたのですか…』
「なにっ!どんな奴だ?」
『これです』
ジンはローに手から分厚い本を生成し、差し出す。
「こ!これは…!!“GL解体新書”」
『確か絶版になったと言っていましたよね』
「そうだ……!!これは超一級品だぞ!
おれがこれをどれだけ探していたか……!!どうしたんだ??」
『GLの医療大国ドラム…あ、今はサクラと言う名になったそうですが……。その国出身の船医さんが持っていたのでコピーさせて頂きました』
「……寄越せ」
『そこは“ジンくん、お願いだから頂戴(テヘッ)♪”くらい言うべきではありませんか?』
「……。おれがそんなキャラだと…?」
『僕をそんなキャラにしたのはどなたです?』
「……チッ。なら、奪い取る…!!」
『物騒ですね、相変わらず…。本、消してしまいますよ』
「!!そうしたら、お前ごと手に入ればいい話だ…!!」
『ははは。貴方ならやり兼ねないですね。でもそれは“無理”ですよ』
「“ROOM”…!!」
『……。それでは僕は失礼します。“ミリアド・バイブル(無数の聖書)”…!!』
「あっ、待てコラ!!」
end