拍手アンケート第二弾
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【オレンジの魅惑】
「ねェ、ジン。私のこと好き?」
『……?どうかなさったんですか、ナミ?』
「好きかどうか聞いてるの!」
『好きでなければこの様な行為には及ばないと思いますが…』
ナミは顔を紅くする。
「男なんて解んないじゃない!!ましてやジン!あんたみたいな色男、引く手数多でしょ」
『……そんな』
先程までナミとジンは女部屋で肌を重ねていた。
その残り香が、すっと漂う。
ジンは窓を開けると、新鮮で少し冷たい風が部屋を通り過ぎた。
寒っとナミは肩を抱く。ジンは失礼と自分のワイシャツをナミの肩にかけた。
「ほら、こうやって女を惚れさせるのよ」
ナミはジンのシャツをくしゃりと握る。
『ははは。そんなつもりはありませんが…』
ジンはキッチンから取って来ていた紅茶を注ぐ。
『ナミ、アイスティーになりましたが、いかがですか?』
「いらない」
『………』
ナミはベッドに体育座りをする。
ジンは紅茶を一口飲み、ナミの横に座った。
『ナミ、貴女は何を思っていらっしゃるんですか?ぜひ教えて下さい』
「ジンは別に私が好きじゃないんだってこと」
『!?』
「私にとってジンは特別だけど、ジンにとったらただのその時の……っ」
ジンはナミの顎を持ち、自分の方に向ける。そして深く、優しく口付けした。
「ん……ジンっ……!!」
ナミはジンの角度を変えて繰り返される口付けに先程の虚勢は影も形もなくなった。
そのまま押し倒される様にベッドに倒れ込む。
「……ぷはぁ」
ナミの息が限界に達する前にジンがナミを解放した。
ナミは顔を真っ赤にし、目が潤ます。上から見下ろすジンのシルバーピンクの髪がナミの頬を擽る。
「ジン……?」
『ナミ。貴女は勘違いしていますよ』
「?」
『確かに僕には過去があります』
「………」
左目の青がナミを見る。右側の眼帯は何も映さない。
『でも、僕にとっての未来は貴女です。ナミ』
「……ジン……!?」
『“僕はこれから先も貴女と共に在りたい”』
「………」
『――ナミ、答えを聞かせて頂けませんか?』
ジンは微笑む。ナミはジンの言葉に暖かい涙を流した。ゆっくりとジンの頬を両手で包む。
「今のプロポーズ……?」
ジンは笑う。
『お答えをお聞かせ下さい』
ナミはジンに口付けをする。そして笑った。
「OKに決まってるじゃない」
fin
「ねェ、ジン。私のこと好き?」
『……?どうかなさったんですか、ナミ?』
「好きかどうか聞いてるの!」
『好きでなければこの様な行為には及ばないと思いますが…』
ナミは顔を紅くする。
「男なんて解んないじゃない!!ましてやジン!あんたみたいな色男、引く手数多でしょ」
『……そんな』
先程までナミとジンは女部屋で肌を重ねていた。
その残り香が、すっと漂う。
ジンは窓を開けると、新鮮で少し冷たい風が部屋を通り過ぎた。
寒っとナミは肩を抱く。ジンは失礼と自分のワイシャツをナミの肩にかけた。
「ほら、こうやって女を惚れさせるのよ」
ナミはジンのシャツをくしゃりと握る。
『ははは。そんなつもりはありませんが…』
ジンはキッチンから取って来ていた紅茶を注ぐ。
『ナミ、アイスティーになりましたが、いかがですか?』
「いらない」
『………』
ナミはベッドに体育座りをする。
ジンは紅茶を一口飲み、ナミの横に座った。
『ナミ、貴女は何を思っていらっしゃるんですか?ぜひ教えて下さい』
「ジンは別に私が好きじゃないんだってこと」
『!?』
「私にとってジンは特別だけど、ジンにとったらただのその時の……っ」
ジンはナミの顎を持ち、自分の方に向ける。そして深く、優しく口付けした。
「ん……ジンっ……!!」
ナミはジンの角度を変えて繰り返される口付けに先程の虚勢は影も形もなくなった。
そのまま押し倒される様にベッドに倒れ込む。
「……ぷはぁ」
ナミの息が限界に達する前にジンがナミを解放した。
ナミは顔を真っ赤にし、目が潤ます。上から見下ろすジンのシルバーピンクの髪がナミの頬を擽る。
「ジン……?」
『ナミ。貴女は勘違いしていますよ』
「?」
『確かに僕には過去があります』
「………」
左目の青がナミを見る。右側の眼帯は何も映さない。
『でも、僕にとっての未来は貴女です。ナミ』
「……ジン……!?」
『“僕はこれから先も貴女と共に在りたい”』
「………」
『――ナミ、答えを聞かせて頂けませんか?』
ジンは微笑む。ナミはジンの言葉に暖かい涙を流した。ゆっくりとジンの頬を両手で包む。
「今のプロポーズ……?」
ジンは笑う。
『お答えをお聞かせ下さい』
ナミはジンに口付けをする。そして笑った。
「OKに決まってるじゃない」
fin