拍手アンケート第二弾
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【笑顔大作戦】
ここは女ヶ島のアマゾンリリー。
この国の王で絶世の美女、ハンコックは城で一番高い部屋にて、続々と部屋に入ってくるお菓子を見ていた。
「フフフ。これだけ菓子を用意すればアルトの笑った顔も見れるであろう」
ハンコックはアルトの微笑みを想像し、笑みを溢した。
アルトが現れる。ハンコックにはキラキラと輝いて見えた。
『やぁ、ハンコック』
「アルト!!」
『こんなにたくさんのお菓子用意してくれたのかい?…ありがとう!!ハンコック』
アルトは笑顔になる。
「アルトが笑ってくれたのなら、わらわは嬉しい」
『何を言うんだ。僕を笑顔に出来るのはハンコックだけだよ』
「そんな……!!」
『嘘じゃないよ、ハンコック』
アルトはハンコックの肩に手を置く。
ハンコックは顔を紅くし、伏し目がちにアルトを見る。
「わらわはアルトの笑顔を一人占めにしたいだけじゃ…」
『してもいいさ…その代わり僕はキミを一人占めしたいな』
「アルト…!!」
『ハンコック…!!』
「アルト~!」
『………ハンコッククン?』
アルトは目を閉じ、頬を紅らめ、くねくねしているハンコックをじぃーっと見ていた。ハンコックはハッと我に帰りアルトを見てびっくりした。
「アルト!?い、いつの間に!!」
『さっきからずっと僕のこと呼んでたじゃないか。ハンコッククン、どうかしたのかい?』
アルトは首を傾げる。
「いや、なんにもないぞ。アルト、どうじゃ?菓子をたんと用意したんじゃが」
ハンコックは取り繕う様にアルトに言う。アルトは周りを見た。
『びっくりした。何かのパーティー?』
「い、いや……そうじゃないのだが…」
ハンコックは目を反らす。アルトは近くにあるお菓子の山からチョコレートをひとつ開け、一口かじる。そしてハンコックの隣に座った。
『これおいしいよ。ハンコッククン食べる?』
アルトはチョコレートをハンコックに差し出す。
「(食べかけのチョコレート……!!アルトと間接キス…)」
ハンコックは顔を紅くくねくねする。恥ずかし過ぎて首を振った。
「よい。わらわはそれだけで胸がいっぱいじゃ」
『……そう?』
アルトはチョコレートをかじった。ハンコックはアルトをじぃーっと見る。
『………?なんだい?何かついてる?』
「い、いや!!?何もないぞ」
ハンコックは顔を反らせる。アルトは首を傾げる。
「(アルトの笑顔がみたい……)」
ハンコックは考える。そして思い付いた。
「アルト!」
『ん?』
アルトがハンコックを見ると満面の笑みだった。
『………』
「………」
ニコニコと微笑むハンコックとそれを無表情で見ているアルト。周りから見たら異様な感じを思わせた。
『……ど、どうしたの?』
「笑っている奴がおれば周りも笑顔になるという話を思い出してな。わらわが笑えばそなたも笑うかと思ったのじゃ」
『……僕、笑うの苦手なんだけど』
「知っておる。だからわらわはずっと笑っておけばそなたもいつか笑うのじゃ。いつでも良いのだぞ」
ハンコックの満面の笑みを絶やさない。
『キミは優しいね』
アルトは自然に少しだけ笑った顔になる。 それを見たハンコックの目はキラキラと輝いた。
「今、アルトが笑った!!わらわは嬉しいぞ!」
『え……!?笑った?気づかなかった』
アルトびっくりしてる様だ。ハンコックはニコニコとアルトを見る。
「わらわはこれからも笑顔でそなたと会うぞ!そしてまた、そなたの笑顔を見るのじゃ!」
ハンコックはニコニコと笑いながらアルトにそう話した。
fin
ここは女ヶ島のアマゾンリリー。
この国の王で絶世の美女、ハンコックは城で一番高い部屋にて、続々と部屋に入ってくるお菓子を見ていた。
「フフフ。これだけ菓子を用意すればアルトの笑った顔も見れるであろう」
ハンコックはアルトの微笑みを想像し、笑みを溢した。
アルトが現れる。ハンコックにはキラキラと輝いて見えた。
『やぁ、ハンコック』
「アルト!!」
『こんなにたくさんのお菓子用意してくれたのかい?…ありがとう!!ハンコック』
アルトは笑顔になる。
「アルトが笑ってくれたのなら、わらわは嬉しい」
『何を言うんだ。僕を笑顔に出来るのはハンコックだけだよ』
「そんな……!!」
『嘘じゃないよ、ハンコック』
アルトはハンコックの肩に手を置く。
ハンコックは顔を紅くし、伏し目がちにアルトを見る。
「わらわはアルトの笑顔を一人占めにしたいだけじゃ…」
『してもいいさ…その代わり僕はキミを一人占めしたいな』
「アルト…!!」
『ハンコック…!!』
「アルト~!」
『………ハンコッククン?』
アルトは目を閉じ、頬を紅らめ、くねくねしているハンコックをじぃーっと見ていた。ハンコックはハッと我に帰りアルトを見てびっくりした。
「アルト!?い、いつの間に!!」
『さっきからずっと僕のこと呼んでたじゃないか。ハンコッククン、どうかしたのかい?』
アルトは首を傾げる。
「いや、なんにもないぞ。アルト、どうじゃ?菓子をたんと用意したんじゃが」
ハンコックは取り繕う様にアルトに言う。アルトは周りを見た。
『びっくりした。何かのパーティー?』
「い、いや……そうじゃないのだが…」
ハンコックは目を反らす。アルトは近くにあるお菓子の山からチョコレートをひとつ開け、一口かじる。そしてハンコックの隣に座った。
『これおいしいよ。ハンコッククン食べる?』
アルトはチョコレートをハンコックに差し出す。
「(食べかけのチョコレート……!!アルトと間接キス…)」
ハンコックは顔を紅くくねくねする。恥ずかし過ぎて首を振った。
「よい。わらわはそれだけで胸がいっぱいじゃ」
『……そう?』
アルトはチョコレートをかじった。ハンコックはアルトをじぃーっと見る。
『………?なんだい?何かついてる?』
「い、いや!!?何もないぞ」
ハンコックは顔を反らせる。アルトは首を傾げる。
「(アルトの笑顔がみたい……)」
ハンコックは考える。そして思い付いた。
「アルト!」
『ん?』
アルトがハンコックを見ると満面の笑みだった。
『………』
「………」
ニコニコと微笑むハンコックとそれを無表情で見ているアルト。周りから見たら異様な感じを思わせた。
『……ど、どうしたの?』
「笑っている奴がおれば周りも笑顔になるという話を思い出してな。わらわが笑えばそなたも笑うかと思ったのじゃ」
『……僕、笑うの苦手なんだけど』
「知っておる。だからわらわはずっと笑っておけばそなたもいつか笑うのじゃ。いつでも良いのだぞ」
ハンコックの満面の笑みを絶やさない。
『キミは優しいね』
アルトは自然に少しだけ笑った顔になる。 それを見たハンコックの目はキラキラと輝いた。
「今、アルトが笑った!!わらわは嬉しいぞ!」
『え……!?笑った?気づかなかった』
アルトびっくりしてる様だ。ハンコックはニコニコとアルトを見る。
「わらわはこれからも笑顔でそなたと会うぞ!そしてまた、そなたの笑顔を見るのじゃ!」
ハンコックはニコニコと笑いながらアルトにそう話した。
fin