またいつか
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―――やぁ、暴君。調子はどうだい?
輝くステンドグラスの前で、まるで聖者のごとく微笑む男。
今思えば、あいつと出会った時から、あいつの運命は決まっていたのかもしれない。
そしてあいつはおれと出会う前から、それを受け入れていたのかもしれない。
「全ては憶測に過ぎないが、な」
そう、それを知る人物はもう自分の前にはいない。
くまはフッと自嘲気味に笑うと手にした本の一ページを静かに開いた――――
【また いつか】